「ねえ、パパ。それって、あたしたちも入ってるの?」と瑠花。
「もちろんだよ」
「わあ、楽しそう! ボクも一度やってみたかったんだ」と玲。
「ってことは、ボクも?」
「そうだよ」
「ボクも、パパと一緒に演奏するってこと?」
「ああ」
亞紗斗は短く言った。
普段から淡々としている彼だが、今日はどこか嬉々とした様子だった。
「すごい。親子でステージに立てるなんて、夢みたいだ」
律は興奮した様子でヴァイオリンを構える。
滑らかに指を滑らせ、澄んだ高音に、幼い演奏とは思えないほど厚みが宿る。
「あ~らぁ! 律君、素敵な演奏ね」
「ボクもやりたい!」
玲は店の隅にあるアップライトピアノの蓋を開け、立ったまま律の音に重ねるように鍵盤を弾く。
「あれ? 玲君、ピアノ弾けるんだ」と梨歩。
「うん、おばちゃんに教えてもらったから」
「おばちゃん言うな。エリーだって何度言えばわかるの」とエリサ。
「えー、だって本当にボクのおばちゃんじゃん」
「こら、玲! おばちゃんは『おばちゃん』って言われるのが嫌なの。だからエリーって呼ばないと」
「瑠花、あんたも今『おばちゃん』って言ったね」と再びエリサが突っ込む。
「あ、ごめん。つい」
律と玲がそれぞれの音を奏でて遊んでいる。
「もちろんだよ」
「わあ、楽しそう! ボクも一度やってみたかったんだ」と玲。
「ってことは、ボクも?」
「そうだよ」
「ボクも、パパと一緒に演奏するってこと?」
「ああ」
亞紗斗は短く言った。
普段から淡々としている彼だが、今日はどこか嬉々とした様子だった。
「すごい。親子でステージに立てるなんて、夢みたいだ」
律は興奮した様子でヴァイオリンを構える。
滑らかに指を滑らせ、澄んだ高音に、幼い演奏とは思えないほど厚みが宿る。
「あ~らぁ! 律君、素敵な演奏ね」
「ボクもやりたい!」
玲は店の隅にあるアップライトピアノの蓋を開け、立ったまま律の音に重ねるように鍵盤を弾く。
「あれ? 玲君、ピアノ弾けるんだ」と梨歩。
「うん、おばちゃんに教えてもらったから」
「おばちゃん言うな。エリーだって何度言えばわかるの」とエリサ。
「えー、だって本当にボクのおばちゃんじゃん」
「こら、玲! おばちゃんは『おばちゃん』って言われるのが嫌なの。だからエリーって呼ばないと」
「瑠花、あんたも今『おばちゃん』って言ったね」と再びエリサが突っ込む。
「あ、ごめん。つい」
律と玲がそれぞれの音を奏でて遊んでいる。



