リリイベ後の夜、先輩から着信があった。
「八神!来るなら言えよな!」
「えへへ、すみません。サプライズのつもりで…
いつ気付きました?」
「ステージ上がってすぐ気付いたっつーの!」
「ええっ?!そんなすぐ?!」
「男の客少ないし、おまえ真ん中辺りにいただろ?目立ってたからすぐわかったよ。」
「大勢の人に紛れてたんで、気付かれていないと思ってました。」
「あのな、八神。
ステージから観客の顔ってけっこう見えるんだよ。
おまえ、他のメンバーのこと見てただろ。」
先輩のことばかりガッツリ目で追うのが、妙に気恥ずかしくて、時々、他のメンバーに目線を向けたり、会場を見渡したりしてしまったことが、バレていたとは。
「あと、特典会の後、仲良さそうに一緒に帰って行った女、誰?」
まさか、帰るところまで見られていたなんて。
てか、先輩、もしかしてやきもち…?
と、ちょっと甘えてみたくなったが、疲れている先輩をイラつかさせるわけにはいかない。
「あれは、姉です。」
「あ、お姉さんなんだ。」
「はい。
姉は年季の入ったアイドルオタクなんですけど、VECTAのこと、絶対売れるって言ってました。
もしかしたら、今後も姉と一緒にイベントとか行くかも。」
「…お姉さんに、オレたちのことは話した?」
「高校の元先輩だってことしか、話してないです。」
「…だよな。」
「姉は、アイドルの恋愛反対派なんで、言えないです。」
「うん。わざわざ言わんでも、親しい先輩後輩ってことでいいんじゃない?」
「ですね。」
「ところで、リリイベどうだった?楽しめた?」
「最高でした!
デビュー曲めっちゃいいし、メンバーさん達の仲の良さが伝わって、ホッコリしました!
あと、やっぱ俺の推しが最強過ぎました!」
「八神の推し……あ、オレかw」
「歌もダンスも、ぜんぜんやって来なかった人とは思えないです。
元々センスがいいのか、すっごく努力したのか…きっと両方だと思うんですけど、感動して泣きそうになりました。
もー、ずっと心の中で、好きだぁー!!!って叫んでました。」
先輩は笑いながら、
「なら、良かった。」
と言ったあと、
「オレも、好きだよ。」
と甘々な爆弾を投下して、その日の会話は終わった。
「八神!来るなら言えよな!」
「えへへ、すみません。サプライズのつもりで…
いつ気付きました?」
「ステージ上がってすぐ気付いたっつーの!」
「ええっ?!そんなすぐ?!」
「男の客少ないし、おまえ真ん中辺りにいただろ?目立ってたからすぐわかったよ。」
「大勢の人に紛れてたんで、気付かれていないと思ってました。」
「あのな、八神。
ステージから観客の顔ってけっこう見えるんだよ。
おまえ、他のメンバーのこと見てただろ。」
先輩のことばかりガッツリ目で追うのが、妙に気恥ずかしくて、時々、他のメンバーに目線を向けたり、会場を見渡したりしてしまったことが、バレていたとは。
「あと、特典会の後、仲良さそうに一緒に帰って行った女、誰?」
まさか、帰るところまで見られていたなんて。
てか、先輩、もしかしてやきもち…?
と、ちょっと甘えてみたくなったが、疲れている先輩をイラつかさせるわけにはいかない。
「あれは、姉です。」
「あ、お姉さんなんだ。」
「はい。
姉は年季の入ったアイドルオタクなんですけど、VECTAのこと、絶対売れるって言ってました。
もしかしたら、今後も姉と一緒にイベントとか行くかも。」
「…お姉さんに、オレたちのことは話した?」
「高校の元先輩だってことしか、話してないです。」
「…だよな。」
「姉は、アイドルの恋愛反対派なんで、言えないです。」
「うん。わざわざ言わんでも、親しい先輩後輩ってことでいいんじゃない?」
「ですね。」
「ところで、リリイベどうだった?楽しめた?」
「最高でした!
デビュー曲めっちゃいいし、メンバーさん達の仲の良さが伝わって、ホッコリしました!
あと、やっぱ俺の推しが最強過ぎました!」
「八神の推し……あ、オレかw」
「歌もダンスも、ぜんぜんやって来なかった人とは思えないです。
元々センスがいいのか、すっごく努力したのか…きっと両方だと思うんですけど、感動して泣きそうになりました。
もー、ずっと心の中で、好きだぁー!!!って叫んでました。」
先輩は笑いながら、
「なら、良かった。」
と言ったあと、
「オレも、好きだよ。」
と甘々な爆弾を投下して、その日の会話は終わった。

