夢の置き場所を知らない。

青春・恋愛

夢の置き場所を知らない。
作品番号
1792910
最終更新
2026/09/26
総文字数
12,773
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
「夢は、諦めないほうがいい」

そんな言葉を、私は何度も聞いてきた。

夢を追い続けることは、きっと素敵なことだ。
諦めずに努力することは、きっと強いことだ。

――でも、本当にそうなのだろう。

何度挑戦しても届かなかったとき。
自分には向いていないと思ったとき。
大切な人のために、自分の夢を手放さなければならなくなったとき。

それでも夢を追い続けることが「正解」なのだろうか。
夢を諦めることは、本当に「逃げること」なのだろうか。
夢を諦めることは、「負けること」と一緒なのだろうか。

高校二年生の美月は、声優になるという夢を抱えている。
けれど、何度もオーディションに落ち、舞台では思うように声が出せず、少しずつ自分の夢に自信を持てなくなっていく。

そんな彼女が出会ったのは、かつて同じ夢を追い、そして自分の意思でその夢を手放した少女だった。

夢を追う人。
夢を諦める人。
夢をいったん置いておく人。

きっと、どれが正しいという答えはない。

だから、この物語にも答えは書かない。

読み終えたとき、あなたならどう考えるだろう。

もし今、あなたにも「夢」と呼べるものがあるのなら――
その夢を、どこに置くだろうか。

私は夢の置き場所を知らない。
あらすじ
声優を夢見る高校二年生の美月は、何度挑戦しても夢に届かず、「諦める」という言葉を意識するようになる。そんなある日、かつて同じ夢を追い、自ら手放した少女・莉子と出会う。夢を追い続けること、諦めること、立ち止まること。夢を諦めるのは逃げるということなのか。逃げたものは敗北者なのだろうか。どれが正しいのか分からないまま、美月は最後の挑戦に向かう――。

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