初恋ラプソディ

「ねえ、(りつ)。知ってる?」

 ママが台所からボクに言った。

「何を?」

瑠花(るか)ちゃん、彼氏できたんだって」

「……へえ」

 ボクは、それだけ返した。

 別に。

 瑠花に彼氏ができようが、ボクには関係ない。

 瑠花は三つ年上で中学一年だし。

 ボクは、ガーディナー律エリオット。十歳。まだ、ただの小学生だ。