最後まで梨歩と亞紗斗の物語を見届けてくださり、ありがとうございました。
新しい人を好きになることは、過去の大切な人を忘れることではない。
涼平への罪悪感から、次の恋愛へ進めずにいる梨歩。
涼平との恋を“過去”にして、新しい恋へ進むのか。
それとも、もう二度と恋をせず、涼平だけを想って生きていくのか。
もし、そのどちらかを選ぶのではなく、葛藤する梨歩のすべてを受け入れてくれる存在がいたとしたら――。
そんなことを考えたところから、この物語は動き始めました。
もし梨歩が次の恋へ進むとしたら、相手は誰がいいのか。
考えた結果、亞紗斗一択でした。
梨歩の身近な人の中から相手を選ぶのが自然だと思った一方で、涼平に近いタイプの人物では、どうしても“涼平の代わり”のように感じてしまう。
だからこそ、次に梨歩が惹かれる相手は、涼平とはまったく違う人がいい。
そう考えていくうちに、亞紗斗という人物が、面白いくらい梨歩に寄り添い、大人の包容力で彼女の過去ごと受け止め、その先の未来まで誓ってくれるという……最強の人生のパートナーと化しました。
ちなみに、涼平と亞紗斗は同い年です。
一見淡白で、あまり人に関心がなさそうなクールな人が見せる、不意打ちの優しさほど破壊力がある。
――はい、採用! と(笑)。
過去の恋を忘れようとすればするほど、かえって忘れられなくなって苦しくなる。
本気で好きだった人を忘れることは、きっと簡単なことではありません。
だったら、無理に忘れなくていい。
大切な思い出も。
今の恋も。
これから歩いていく未来も。
過去に誰かを愛していた記憶があることを、不誠実だと思わなくていい。
新しく誰かを愛することに、罪悪感を抱かなくてもいい。
過去は消えない。
でも、なかったことにする必要もない。
大切なものとして胸に抱いたまま、新しいパートナーと“今”という時間を重ねていけばいい。
過去も、今も、これからも。
すべてを抱いて、生きていけばいい。
そんな想いを込めて、この物語を書きました。
梨歩が歩んできた過去、そして涼平との物語は、
『ブルーヘヴンの彼方に』
『君という夢を描いて』
で描いています。
もしまだ未読でしたら、梨歩と涼平の始まりにも触れていただけたら嬉しいです。
そして、その物語を知ったうえで、もう一度この作品を振り返っていただけたなら――。
梨歩が亞紗斗の手を取るまでの時間が、少し違って見えるかもしれません。
【新作のお知らせ】
①『君という夢を描いて The after story―Embrace it all―』を公開しました。
これまで『Embrace it all』シリーズとして展開していた物語を、『君という夢を描いて』の続編として加筆・修正し、改稿した作品です。
今回の改稿では、新たなエピソードも追加しました。
追加エピソードによって、これまでとは少し違った亞紗斗の一面も垣間見える内容になっています。
そして今回は、少々コミカルな場面も加わりました。
物語の大きな流れはそのままに、より深くなった人物像や、新しく加わった場面など、既存作品との違いも楽しんでいただければ幸いです。
〈加筆エピソード〉
6話「幸せの足音」―愛し子―
7話「日本とアメリカ、稀に大阪」―知られたくなかった秘密―
【Embrace it allシリーズおすすめ】
①
①『ブルーヘヴンの彼方に【改稿版】』を公開しました。
音楽に導かれながら夢を追う四人の若者――エディ、若葉、涼平、梨歩。交差する二つの恋は、触れれば消えてしまいそうな青い薔薇のように儚く、それでいて鮮やかに咲いていきます。
しかし、彼らの前に立ちはだかるのは、恋の行方だけではありません。愛すること、生きること、家族との繋がり、受け継がれていく命。そして、それぞれが胸に抱く夢と、未来を選び取る覚悟。
二つの恋、青い薔薇、音楽。
「恋・夢・命」という三つの想いは、別々の旋律を奏でながら、やがて一つの物語へと重なっていきます。
惹かれ合うほどに、彼らは何かを選び、何かを手放さなければならない。
その先に待つのは、叶う恋なのか、失われる恋なのか。
夢を抱いて生きることは、命を受け継ぐことと、どのように響き合うのか。
まだ語られていない過去と、避けては通れない未来。
彼らが選ぶ道の先で、青い薔薇は何を残すのか。
切なくも鮮やかな余韻が胸に残る物語を、どうか最後まで見届けてください。
本作は、既存作品『ブルーヘヴンの彼方に』を大幅に加筆・修正し、物語の流れそのものを見直して再構成した改稿版です。
旧作から全体の三~四割ほどを圧縮し、重複した描写や間延びしていた展開を整理しました。その一方で、物語の核となる場面には新たな描写を加え、エディ、若葉、涼平、梨歩それぞれの心情が、なぜ生まれ、どのように変化していくのかを、より追いやすくしています。恋愛の進展だけでなく、四人が互いに惹かれ、すれ違い、選択を迫られていく過程にも、より深く焦点を当てました。
また、旧作では断片的だった人物たちの過去や家族との関係、音楽に向き合う理由、将来の夢や仕事についても設定を整理し、物語の中で明確に描き直しています。登場人物の行動や決断の背景が見えやすくなったことで、恋の行方だけでなく、彼らがどのように生きるのかというテーマにも、より深く入り込める内容になりました。
旧作を読んでくださった方には、知っている場面の意味や人物の印象が変わる、新たな『ブルーヘヴンの彼方に』として。
初めて読んでくださる方には、整理された構成と掘り下げられた人物描写によって、四人の物語を最初から最後まで追っていただける作品として。
恋、夢、命が交差する物語の行方を、ぜひ見届けてください。今回の改稿版を楽しんでいただけたら嬉しいです。
②『Embrace it all―夢の続きを描いて―』
涼平の指輪ごと梨歩を受け入れた亞紗斗が、梨歩にプロポーズした日の晩。
亞紗斗は、梨歩の亡くなった恋人・涼平と対面します。
彼はなぜ、亞紗斗の前に現れたのか。 そして、その時に涼平から渡された一枚の絵とは――。
本作で描くのは、「Embrace it all」の中核でもある亞紗斗の愛。
梨歩の過去も、涼平への想いも、そのすべてを受け入れた愛の先に待っていたのは――涼平からの祝福でした。
もし、亞紗斗が涼平と対面したら――を形にした物語です。
②『Embrace it all―未来の旋律―』では、律が母・梨歩の左手薬指に重なる二つの指輪の意味を知ります。
それは、梨歩が歩んできた過去と、亞紗斗がすべてを受け入れて共に生きると決めた証。
かつて亞紗斗が梨歩に伝えたのと同じように、律もまた、母の過去ごと受け入れていく物語です。
梨歩と亞紗斗が選んだ未来の先で、律と瑠花がどんな物語を紡いでいくのか。
よろしければ、こちらも覗いていただけたら嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
新しい人を好きになることは、過去の大切な人を忘れることではない。
涼平への罪悪感から、次の恋愛へ進めずにいる梨歩。
涼平との恋を“過去”にして、新しい恋へ進むのか。
それとも、もう二度と恋をせず、涼平だけを想って生きていくのか。
もし、そのどちらかを選ぶのではなく、葛藤する梨歩のすべてを受け入れてくれる存在がいたとしたら――。
そんなことを考えたところから、この物語は動き始めました。
もし梨歩が次の恋へ進むとしたら、相手は誰がいいのか。
考えた結果、亞紗斗一択でした。
梨歩の身近な人の中から相手を選ぶのが自然だと思った一方で、涼平に近いタイプの人物では、どうしても“涼平の代わり”のように感じてしまう。
だからこそ、次に梨歩が惹かれる相手は、涼平とはまったく違う人がいい。
そう考えていくうちに、亞紗斗という人物が、面白いくらい梨歩に寄り添い、大人の包容力で彼女の過去ごと受け止め、その先の未来まで誓ってくれるという……最強の人生のパートナーと化しました。
ちなみに、涼平と亞紗斗は同い年です。
一見淡白で、あまり人に関心がなさそうなクールな人が見せる、不意打ちの優しさほど破壊力がある。
――はい、採用! と(笑)。
過去の恋を忘れようとすればするほど、かえって忘れられなくなって苦しくなる。
本気で好きだった人を忘れることは、きっと簡単なことではありません。
だったら、無理に忘れなくていい。
大切な思い出も。
今の恋も。
これから歩いていく未来も。
過去に誰かを愛していた記憶があることを、不誠実だと思わなくていい。
新しく誰かを愛することに、罪悪感を抱かなくてもいい。
過去は消えない。
でも、なかったことにする必要もない。
大切なものとして胸に抱いたまま、新しいパートナーと“今”という時間を重ねていけばいい。
過去も、今も、これからも。
すべてを抱いて、生きていけばいい。
そんな想いを込めて、この物語を書きました。
梨歩が歩んできた過去、そして涼平との物語は、
『ブルーヘヴンの彼方に』
『君という夢を描いて』
で描いています。
もしまだ未読でしたら、梨歩と涼平の始まりにも触れていただけたら嬉しいです。
そして、その物語を知ったうえで、もう一度この作品を振り返っていただけたなら――。
梨歩が亞紗斗の手を取るまでの時間が、少し違って見えるかもしれません。
【新作のお知らせ】
①『君という夢を描いて The after story―Embrace it all―』を公開しました。
これまで『Embrace it all』シリーズとして展開していた物語を、『君という夢を描いて』の続編として加筆・修正し、改稿した作品です。
今回の改稿では、新たなエピソードも追加しました。
追加エピソードによって、これまでとは少し違った亞紗斗の一面も垣間見える内容になっています。
そして今回は、少々コミカルな場面も加わりました。
物語の大きな流れはそのままに、より深くなった人物像や、新しく加わった場面など、既存作品との違いも楽しんでいただければ幸いです。
〈加筆エピソード〉
6話「幸せの足音」―愛し子―
7話「日本とアメリカ、稀に大阪」―知られたくなかった秘密―
【Embrace it allシリーズおすすめ】
①
①『ブルーヘヴンの彼方に【改稿版】』を公開しました。
音楽に導かれながら夢を追う四人の若者――エディ、若葉、涼平、梨歩。交差する二つの恋は、触れれば消えてしまいそうな青い薔薇のように儚く、それでいて鮮やかに咲いていきます。
しかし、彼らの前に立ちはだかるのは、恋の行方だけではありません。愛すること、生きること、家族との繋がり、受け継がれていく命。そして、それぞれが胸に抱く夢と、未来を選び取る覚悟。
二つの恋、青い薔薇、音楽。
「恋・夢・命」という三つの想いは、別々の旋律を奏でながら、やがて一つの物語へと重なっていきます。
惹かれ合うほどに、彼らは何かを選び、何かを手放さなければならない。
その先に待つのは、叶う恋なのか、失われる恋なのか。
夢を抱いて生きることは、命を受け継ぐことと、どのように響き合うのか。
まだ語られていない過去と、避けては通れない未来。
彼らが選ぶ道の先で、青い薔薇は何を残すのか。
切なくも鮮やかな余韻が胸に残る物語を、どうか最後まで見届けてください。
本作は、既存作品『ブルーヘヴンの彼方に』を大幅に加筆・修正し、物語の流れそのものを見直して再構成した改稿版です。
旧作から全体の三~四割ほどを圧縮し、重複した描写や間延びしていた展開を整理しました。その一方で、物語の核となる場面には新たな描写を加え、エディ、若葉、涼平、梨歩それぞれの心情が、なぜ生まれ、どのように変化していくのかを、より追いやすくしています。恋愛の進展だけでなく、四人が互いに惹かれ、すれ違い、選択を迫られていく過程にも、より深く焦点を当てました。
また、旧作では断片的だった人物たちの過去や家族との関係、音楽に向き合う理由、将来の夢や仕事についても設定を整理し、物語の中で明確に描き直しています。登場人物の行動や決断の背景が見えやすくなったことで、恋の行方だけでなく、彼らがどのように生きるのかというテーマにも、より深く入り込める内容になりました。
旧作を読んでくださった方には、知っている場面の意味や人物の印象が変わる、新たな『ブルーヘヴンの彼方に』として。
初めて読んでくださる方には、整理された構成と掘り下げられた人物描写によって、四人の物語を最初から最後まで追っていただける作品として。
恋、夢、命が交差する物語の行方を、ぜひ見届けてください。今回の改稿版を楽しんでいただけたら嬉しいです。
②『Embrace it all―夢の続きを描いて―』
涼平の指輪ごと梨歩を受け入れた亞紗斗が、梨歩にプロポーズした日の晩。
亞紗斗は、梨歩の亡くなった恋人・涼平と対面します。
彼はなぜ、亞紗斗の前に現れたのか。 そして、その時に涼平から渡された一枚の絵とは――。
本作で描くのは、「Embrace it all」の中核でもある亞紗斗の愛。
梨歩の過去も、涼平への想いも、そのすべてを受け入れた愛の先に待っていたのは――涼平からの祝福でした。
もし、亞紗斗が涼平と対面したら――を形にした物語です。
②『Embrace it all―未来の旋律―』では、律が母・梨歩の左手薬指に重なる二つの指輪の意味を知ります。
それは、梨歩が歩んできた過去と、亞紗斗がすべてを受け入れて共に生きると決めた証。
かつて亞紗斗が梨歩に伝えたのと同じように、律もまた、母の過去ごと受け入れていく物語です。
梨歩と亞紗斗が選んだ未来の先で、律と瑠花がどんな物語を紡いでいくのか。
よろしければ、こちらも覗いていただけたら嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。



