(翔澪様、とても悲しそうだわ)
元々は神様を蔑ろにした人間が、翔澪と翔澪が住む場所をこんなふうにしてしまったのだ。こうなっていなかったら、もしかすると綺麗な状態で生贄ではない花嫁を迎えることがあったのかもしれない。
(その場合、その花嫁はきっと私じゃなかった……)
そう思うと、水夜の胸はツキンと痛む。だがその痛みを無視しながら、水夜は翔澪を見上げる。
「翔澪様のせいではありません。それに、私は翔澪様のお力になるためにここに来たんです。謝られるようなことは何もありません。だから、そんな悲しそうなお顔をしないでください」
「水夜……」
翔澪はたまらず水夜を抱きしめた。
「ありがとう。水夜にそう言ってもらえて嬉しい。それに、やはり水夜の気は清らかで美しいな。水夜が来てからすぐ、全体の気が変わったのを感じる」
そう言って水夜から体を離すと、翔澪は水夜の頬を優しく撫でた。
「俺の力が戻ったら、水夜の行きたいところに連れて行ってやろう。欲しいものは何でも与えよう。俺ができることは何でもしてやる」
元々は神様を蔑ろにした人間が、翔澪と翔澪が住む場所をこんなふうにしてしまったのだ。こうなっていなかったら、もしかすると綺麗な状態で生贄ではない花嫁を迎えることがあったのかもしれない。
(その場合、その花嫁はきっと私じゃなかった……)
そう思うと、水夜の胸はツキンと痛む。だがその痛みを無視しながら、水夜は翔澪を見上げる。
「翔澪様のせいではありません。それに、私は翔澪様のお力になるためにここに来たんです。謝られるようなことは何もありません。だから、そんな悲しそうなお顔をしないでください」
「水夜……」
翔澪はたまらず水夜を抱きしめた。
「ありがとう。水夜にそう言ってもらえて嬉しい。それに、やはり水夜の気は清らかで美しいな。水夜が来てからすぐ、全体の気が変わったのを感じる」
そう言って水夜から体を離すと、翔澪は水夜の頬を優しく撫でた。
「俺の力が戻ったら、水夜の行きたいところに連れて行ってやろう。欲しいものは何でも与えよう。俺ができることは何でもしてやる」
