(本当に、すごい汚い!)
目の前に大きな和洋折衷建築の屋敷があるが、薄暗く屋敷自体から禍々しい嫌な気が漂っている。庭は荒れ果て、雑草がうっそうと茂っていた。
屋敷の中に入ると、壁は黒ずみ床もカビのようなものがあちこちに点在している。物はあちこちに散乱し、床が見えない部分もある。
「これは……」
「酷いだろう。来て後悔したか?」
悲し気に苦笑する翔澪を見上げ、水夜はぶんぶんと大きく首を横に振る。
「いいえ、とてもやりがいがありますね!」
(確かに汚いし禍々しい気が漂っているけれど、根本的な気はとても綺麗な気がする)
うっすらとだが綺麗な気を感じ、水夜はそう思った。そもそも神様がいる場所なのだ、本来は美しいのだろう。
「何日かかるかわかりませんが、全て綺麗にしてみせます!」
腕をまくり、ふん!と鼻息を荒くして水夜は言い切る。その勇ましい姿を見て翔澪は目を大きく見開くと、嬉しそうに笑った。
「ははは、そうか!そうであれば、まず手始めに玄関とリビング、水夜の部屋を綺麗にしてもらおう」
「え、私の部屋、あるんですか?」
「当たり前だ、花嫁になる相手の部屋が無いなんてあり得ないだろう」
きょとんとして翔澪を見ると、翔澪は悲し気に微笑む。
「まさかこんな状態で花嫁を迎えることになるとは思わなかったが……すまないな」
目の前に大きな和洋折衷建築の屋敷があるが、薄暗く屋敷自体から禍々しい嫌な気が漂っている。庭は荒れ果て、雑草がうっそうと茂っていた。
屋敷の中に入ると、壁は黒ずみ床もカビのようなものがあちこちに点在している。物はあちこちに散乱し、床が見えない部分もある。
「これは……」
「酷いだろう。来て後悔したか?」
悲し気に苦笑する翔澪を見上げ、水夜はぶんぶんと大きく首を横に振る。
「いいえ、とてもやりがいがありますね!」
(確かに汚いし禍々しい気が漂っているけれど、根本的な気はとても綺麗な気がする)
うっすらとだが綺麗な気を感じ、水夜はそう思った。そもそも神様がいる場所なのだ、本来は美しいのだろう。
「何日かかるかわかりませんが、全て綺麗にしてみせます!」
腕をまくり、ふん!と鼻息を荒くして水夜は言い切る。その勇ましい姿を見て翔澪は目を大きく見開くと、嬉しそうに笑った。
「ははは、そうか!そうであれば、まず手始めに玄関とリビング、水夜の部屋を綺麗にしてもらおう」
「え、私の部屋、あるんですか?」
「当たり前だ、花嫁になる相手の部屋が無いなんてあり得ないだろう」
きょとんとして翔澪を見ると、翔澪は悲し気に微笑む。
「まさかこんな状態で花嫁を迎えることになるとは思わなかったが……すまないな」
