木漏れ日の中の光

 品物によっては人がたくさんいるところもあればないところもあったので普通にグッズは見れた。

「いいですよね。このケミ、人気なんですよ」

 接客をしていた店員は優しく微笑んでいたので、つい私も笑いかけた。

 その後、店員は他のお客様の対応をしていたので私はまたグッズに目をやった。

「いろいろあるね。それ以外にも買いたいな」

 唯は景と漣のケミのアクリルスタンドを持ちながら、他のグッズをゆっくりと眺めていた。

「翔月はなにを買うの? グッズ」

「うーん、どれにしようか。迷ってる」

 すると、会場からアナウンスがあった。

「一五時開演まもなくです。お時間にはお席に着きますようお願い致します。それまでお楽しみを」

 声がいいアナウンスが終わった後、私たちは見合った。

「どうする? グッズ見てからもう会場行く? もう一四時四五分だし」

 唯は右手首にしていた時計を見てから、私の顔に視線を変えた。

「そうだね。私もグッズ買うの決まったし。早くレジに行って会計しよう」

 私はそう言うと、そうだねと唯は返事をして、すぐにレジへと向かった。

 並んでいる際に、唯が私が持っていたグッズを目にして尋ねた。