木漏れ日の中の光

 唯も、うんうんと頷いた。

「そうだね。行こう」

 鈴子も頷いて、鞄を肩にかけていた。

「ありがとう」

 私はお礼を言って、また歩き始めた。

 他の三人も肩を組んだり、どうしようもないことをただ話した。

 冗談やちょっかいを出しながら過ごしたのは初めてなのに、すごく楽しかった。

 この時間が消えないでほしいとさえ思った。

 夕日が傾いてきて、暗闇が広がってきた。

 唯と鈴子は同じ方向に帰るということで、近くにあるバス停へ向かって歩いていった。

 私と翔月はバスには乗るが、反対方向にあるので二人で歩いた。

 いつものスクールバスは時間的にないので、交通バスで帰る。

「なんか、あっという間だったね」

 私は呟くように翔月に言う。

「そうだね。なんかやっとこういう風になれて嬉しい反面、このまま楽しい日が続いてほしいって思うんだよね」

 翔月は腕を組みながら、歩いて私に言う。

「……本当だね」

 翔月の言う通りだ。

 今日一日は濃かった。

 やっと、自分らしさを出せるようになった。

「今日、詩たちと遊んで、私、分かったことがあるんだよね」

 私は翔月に問いかける。

「……なに?」