木漏れ日の中の光

 私はペロリと生クリームをなめて、ぶどうをパクッと食べた。

「美味しい。クレープとぶどうって合うんだな」

 独り言を呟いていると、翔月と唯が笑い合っていた。

 やっと、笑い合えるようになったね、翔月。

 私はぶどうを口に入れて、クスリとひとり微笑んだ。

 そんな時、スマホのバイブ音がブッブッと鳴り、ジャケットの中にあったスマホを取り出した。

 スマホ画面をタップすると、意外な人物からだったので目が飛び出そうになった。

「……志津香ちゃん」

 メッセージに書かれていたのは、“私、彼氏できた!”と私には関係のない内容だった。

 そうだ、志津香ちゃんは変わらない。

 唯みたいに、謝る選択をする人もいれば、志津香ちゃんみたいにただ繋がっていたい人もいる。

 いろんな人がこの世界にいる。

 それをどう受け止めるかで、自分自身の何かが変わる気がする。

「……私も前に出るチャンスかな」

 キーボードをタッチして、メッセージを打った。

“そっか。よかったね”と返して、すぐ返事がきた。

“いいでしょ。ねぇ?”

 志津香ちゃんは同意を求めている。

 気にしない。