木漏れ日の中の光

 翔月は強くなった。

 私もそう言える自信あるよと同じだよと言いたい。

「私も同じだよ」

 目を細めて、私は笑った。

「……うん」

 私と翔月はお互いを抱きしめて、笑い合った。

 意を決して、唯に向き合った翔月はこう伝えた。

「分かった。伝えてくれてありがとう。それでも、辛かった。唯、辛かったんだよ」

 翔月は抑えていた涙を流した。

 それを見た唯は翔月を抱きしめて、お互いゴメンねと言い合っていた。

 その時、クレープ屋の店員が「あの……」と声が聞こえたので、私は振り返ると、眉を顰めていた。

「お邪魔なところ、失礼します。あの…クレープ二つ出来上がったんですけど……」

 両手にクレープ二つ持ち、どうされますか? と困った顔で私に尋ねてきた。

「あ、すいません。はい……ありがとうございます」

 私は顔で頷き、クレープを受け取った。

「……翔月。クレープ出来上がったって」

「……うん、ああ、じゃあ、食べようかな。唯は?」

 唯とは身体を離して、私の方に身体を向けて言い、唯にも尋ねた。

「あ、うん。食べる」

 唯は目に溜まっている涙を手でこすり、キッチンカーにある看板に目を向けた。

「……」