「あなた達もありがとう。お好み焼きで良かったら休憩がてら食べて」
「いいんですか? ありがとうございますお嬢様!」
クックとジーニャ、ルールーにも交代で休憩してもらう。
「お嬢様もずっと立ちっぱなしでしょう。わたしたちが店を守るので、お嬢様もどうぞお祭を見て回ってください」
「じゃあぼくがクリティアの護衛をしよう。これでも剣術をたしなんでいるから」
護衛というか、うん。
アフロンの見た目が怪しすぎて誰も寄ってこないだろうなと思う。
本人は怪しくないつもりだから突っ込むのは野暮かもしれない。
「それじゃあお願いするわ。ヨイ様も店を出すと言っていたから見てみたかったの」
「たしかユージーン家はたこ焼き屋台だったかな」
「行ってみましょう」
立ちならぶ露店たちを見つつユージーン家の店を覗く。
「クリティア様! 来てくださったのですね。ありがとうございます! 先程はミラ様もいらしていたんです」
「あらー、ミラ様と入れ違いになったのね。またあとで会えるかしら。美味しそうなメニューね!」
たこ焼きだけでなく、変わり種の具もあれこれ試作したらしい。
ナッツ焼き、チーズ焼き、エビ焼き等々日本でもこの商品があったら売れそうだなというものが並んでいる。
「ナッツ焼きをいただこうかしら。これはミラ様が考えたの?」
「はい! クリティア様のお料理を参考にしてあれこれ組み合わせを試作しました!」
自信満々でさし出される。
ナッツ焼き。上にはシロップ。おやつみたいで美味しいわ。



