幸せを願う嘘をひとつ

高校生という年頃は、きっと誰もが何かしら必死にもがいている時期なのだと思う。
恋愛と友情、どちらが正しいのかなんて本のどこをめくっても載っていないし。

「煌河くんと仲良くできたよ!」
画面に在る大親友・優奈からのメッセージ。

文末のハートマークが私の心を刺した。
私は画面を見つめたまま、嘘の笑顔を添えて『良かったね。お幸せに』とだけ返信する。