3.
「⋯⋯本当に夏生と一緒にお祭り行けて嬉しい。誘ってくれてありがとう」
「急に改まって言われるとなんか恥ずいな⋯⋯」
「そういうところも可愛い⋯⋯」
「だから! 可愛いって言うなし⋯⋯っ」
顔が熱くなるのを感じつつも誤魔化すように、次にわたあめを頬張っていると続けて言った。
「夏祭りに誘ってくれた時も、好きだと言われた時もそうだけど、恥ずかしそうに顔を赤くして、口ごもっているかと思えば、急に勢いで言うものだからびっくりしちゃうけど、でもそれを埋め尽くされちゃうぐらい好き、可愛いって思える。それが夏生の魅力。僕だけしか知らないところ」
穏やかな笑みを湛えたままそう言う。
凪は普段から波風が立たない海のように穏やかに微笑んでいる。そんな表情だけれども、自分に対する好きがその言葉と共に伝わってくる。だから胸が痛いほど高鳴ってくる。
俺も、好きだ。
そうストレートに伝えたいが、生憎その言葉を口にするのは恥ずかしく感じてしまい、なかなか言えない。
「夏生、わたあめくれない?」
「あっ? ああ、いいけど──⋯⋯っ」
言葉が凪の唇によって途切れてしまった。
瞳孔が揺れる中、やや遠くで花火が上がり、人の歓声が聞こえてくる。
すぐに離れた凪に目の前で起きたことがすぐに理解ができず、あんぐりと口を開けてしまっていた。
「⋯⋯本当に夏生と一緒にお祭り行けて嬉しい。誘ってくれてありがとう」
「急に改まって言われるとなんか恥ずいな⋯⋯」
「そういうところも可愛い⋯⋯」
「だから! 可愛いって言うなし⋯⋯っ」
顔が熱くなるのを感じつつも誤魔化すように、次にわたあめを頬張っていると続けて言った。
「夏祭りに誘ってくれた時も、好きだと言われた時もそうだけど、恥ずかしそうに顔を赤くして、口ごもっているかと思えば、急に勢いで言うものだからびっくりしちゃうけど、でもそれを埋め尽くされちゃうぐらい好き、可愛いって思える。それが夏生の魅力。僕だけしか知らないところ」
穏やかな笑みを湛えたままそう言う。
凪は普段から波風が立たない海のように穏やかに微笑んでいる。そんな表情だけれども、自分に対する好きがその言葉と共に伝わってくる。だから胸が痛いほど高鳴ってくる。
俺も、好きだ。
そうストレートに伝えたいが、生憎その言葉を口にするのは恥ずかしく感じてしまい、なかなか言えない。
「夏生、わたあめくれない?」
「あっ? ああ、いいけど──⋯⋯っ」
言葉が凪の唇によって途切れてしまった。
瞳孔が揺れる中、やや遠くで花火が上がり、人の歓声が聞こえてくる。
すぐに離れた凪に目の前で起きたことがすぐに理解ができず、あんぐりと口を開けてしまっていた。

