独りぼっちの妖狐の娘は、一匹狼の龍神と結ばれる

「これが、嫁入り道具……」
 どれも、ボロボロだった。
「なに?なんか文句でもあるの?」
「いえ、なにも……」
「アンタなんかに嫁入り道具があるだけマシだと思いなさいよ」
 姉上にそう責め立てられるように言われる。
「今でも分かんない!なんでアンタが選ばれたの!?おかしい。私が選ばれるはずだったのに……」
 自分でも分からない。
 どうして私が選ばれたのか。
「……向こうで孤立すれば良いのよ。無能なんだから」
 小さい頃は、仲が良かったのに……。
 いつから、変わってしまったんだろう。