チュン、チュン……
サトシ
「みんな、聖女ミズハの神の啓示の詳細は今話した通りだ」
サトシ
「掻い摘んでまとめれば、啓示の内容はこうなる。最後に魔王を倒すと、魔王城が崩壊し始める。そして、魔王城は地下にある。我々は、魔王を倒した後、急いで地上に戻らねばならない。時間は想定ではギリギリ間に合う」
ミキオ
「なるほど。時間の問題って訳だよな」
ミズハ
「出口まで全力だと、出た瞬間に敵に襲われるかもしれないね、先にヨシタカ君を転移させて、ヨシタカ君には、周辺警戒をお願いできないかしら」
ヨシタカ
「みんなと一緒に最後までいたいと個人的には思っているよ」
ユアイ
「わたしは地上に出た時にお兄ちゃんに抱き着きたいな。だからミズハねえちゃんの案に賛成」
ミキオ
「確かに四苦八苦して脱出したのに魔族の生き残りや盗賊に攻められたらキツいな。ヨシタカに周辺警戒を頼む方が好いかな」
サトシ
「うん、僕もみんなの意見から、ヨシタカくんには先に地上に出てもらう方が好い。付与魔法は継続するから僕たちにかけたら、一緒に居ても意味がないからね」
えっ? 魔王を討伐する瞬間まで一緒にいられないの? 急に仲間外れ感を感じる。どうして、いや、サトシたちの言う事は合理的だし、正しい。でも……なんだか決定的な歴史的瞬間に立ち会えないのは寂しいな。
心の底では、幼馴染で想い人であるミズハともう少しだけ一緒に居て魔王討伐のラストという思い出を作りたかっただけ……未練はそうそう解消できないから……。
ヨシタカ
「分かったよ。外に出てキミたちを待とう。警戒も任せて欲しい」
サトシ
「前にも話した通り、僕は転移魔法が苦手でね。今の時点ですら一人が限界なんだ。魔王戦に突入する前、ヨシタカくんを先に地上へと戻し、ぼくたちは魔王討伐後に全力で走って地上へ上がる。これで上手く行くはずだ」
全員
「「了解」」
サトシ
「そして、次の目標地点は、魔王城入口に近いジャッキ村だ。ここは村人自体が普通の冒険者なみに強い。安心して休むことが出来るし、次の魔王戦に備えることが出来る。マジックバックのポーション等、食料の備蓄補填としても最適だ」
全員
「「了解」」
サトシ
「何か質問あるかな?」
ヨシタカ
「食料は多めに購入したい。次のジャッキ村ではぼくが買い出しに奔走するよ。悪霊の街がスムーズに解決できたから、ポーションの予備は充分残っているよ。冒険の旅としては、今回は特に今までより理想的じゃないかな」
サトシ
「うむ、頼むよ」
ユアイ
「あの、私もお兄ちゃんと一緒に買い出し行ったらダメですか?」
サトシ
「申し訳ないけど、今回だけはダメだよ。ユアイちゃんは魔力を満タンにしてケガなどの些細な事でも気をつけて欲しい。慎重に、部屋で休んで待機してくれ給え」
ユアイ
「分かりました」
うん、話していることは納得だけど、何だか変な気がする。でも、ぼくには反論できる材料がない。最後の日はユアイと買い物したかったな。ミズハは昨日が「二人だけでいるのは最後」と言っていたし、誘うわけにもいかない。ちょっと寂しいな。感傷に浸るのはまだ早いのに。
サトシ
「それじゃ、解散」
サトシ
「みんな、聖女ミズハの神の啓示の詳細は今話した通りだ」
サトシ
「掻い摘んでまとめれば、啓示の内容はこうなる。最後に魔王を倒すと、魔王城が崩壊し始める。そして、魔王城は地下にある。我々は、魔王を倒した後、急いで地上に戻らねばならない。時間は想定ではギリギリ間に合う」
ミキオ
「なるほど。時間の問題って訳だよな」
ミズハ
「出口まで全力だと、出た瞬間に敵に襲われるかもしれないね、先にヨシタカ君を転移させて、ヨシタカ君には、周辺警戒をお願いできないかしら」
ヨシタカ
「みんなと一緒に最後までいたいと個人的には思っているよ」
ユアイ
「わたしは地上に出た時にお兄ちゃんに抱き着きたいな。だからミズハねえちゃんの案に賛成」
ミキオ
「確かに四苦八苦して脱出したのに魔族の生き残りや盗賊に攻められたらキツいな。ヨシタカに周辺警戒を頼む方が好いかな」
サトシ
「うん、僕もみんなの意見から、ヨシタカくんには先に地上に出てもらう方が好い。付与魔法は継続するから僕たちにかけたら、一緒に居ても意味がないからね」
えっ? 魔王を討伐する瞬間まで一緒にいられないの? 急に仲間外れ感を感じる。どうして、いや、サトシたちの言う事は合理的だし、正しい。でも……なんだか決定的な歴史的瞬間に立ち会えないのは寂しいな。
心の底では、幼馴染で想い人であるミズハともう少しだけ一緒に居て魔王討伐のラストという思い出を作りたかっただけ……未練はそうそう解消できないから……。
ヨシタカ
「分かったよ。外に出てキミたちを待とう。警戒も任せて欲しい」
サトシ
「前にも話した通り、僕は転移魔法が苦手でね。今の時点ですら一人が限界なんだ。魔王戦に突入する前、ヨシタカくんを先に地上へと戻し、ぼくたちは魔王討伐後に全力で走って地上へ上がる。これで上手く行くはずだ」
全員
「「了解」」
サトシ
「そして、次の目標地点は、魔王城入口に近いジャッキ村だ。ここは村人自体が普通の冒険者なみに強い。安心して休むことが出来るし、次の魔王戦に備えることが出来る。マジックバックのポーション等、食料の備蓄補填としても最適だ」
全員
「「了解」」
サトシ
「何か質問あるかな?」
ヨシタカ
「食料は多めに購入したい。次のジャッキ村ではぼくが買い出しに奔走するよ。悪霊の街がスムーズに解決できたから、ポーションの予備は充分残っているよ。冒険の旅としては、今回は特に今までより理想的じゃないかな」
サトシ
「うむ、頼むよ」
ユアイ
「あの、私もお兄ちゃんと一緒に買い出し行ったらダメですか?」
サトシ
「申し訳ないけど、今回だけはダメだよ。ユアイちゃんは魔力を満タンにしてケガなどの些細な事でも気をつけて欲しい。慎重に、部屋で休んで待機してくれ給え」
ユアイ
「分かりました」
うん、話していることは納得だけど、何だか変な気がする。でも、ぼくには反論できる材料がない。最後の日はユアイと買い物したかったな。ミズハは昨日が「二人だけでいるのは最後」と言っていたし、誘うわけにもいかない。ちょっと寂しいな。感傷に浸るのはまだ早いのに。
サトシ
「それじゃ、解散」



