幻聴の中で

かった。ずっと声は聞こえ続けていた。家に帰って肌着の脇を見るといつも黄色くなっていた。お母さんからは「脇が臭い」と言われていた。そうとう汗をかいているのだと思った。声に耐えている間に、毎日の様にやっているお陰だったのだろう。とうとう派遣先の統括責任者が動き出した。統括責任者は「苛められているって言ってよ」とこっちを向いてちょっと離れた所から言ってくれた。でも僕は「南君」と呼ばれないと反応ができないみたいで、統括責任者の優しい言葉に反応できずにいた。2回言ってくれたけど、どちらも反応できなかった。後で思い返すと、その場で反応しなくても後で統括責任者に「声の主に苛められているのです。」と一言直接言えばよかったと思っている。あと、サブリーダー達が注意してくれたその場で助けてください。とサブリーダーについていって一言言えたらもっと違う結果になったのではないかと思った。だけど、どうしても耐えられなくなり直接リーダーに相談したら「心療内科に行った方がいいよ。」と言われたのでかかりつけの総合病院の精神科に行ったら、「すぐに療養した方がいいです。」と先生に言われて療養することになったのだ。薬を飲みなが