幻聴の中で

はトイレも自分で流せないし、暗いし、窓も斜め下しか見えない作りになっていた。入院になってから、幻聴は多少落ち着いたけど今度は看護師さんの声が聞こえる様になった。だけど、先生の声でやめなさい。と聞こえてきたので助けてくださいと言ったらその後は落ち着いた。そして念願の一般病棟に移る日がきた。僕の病室は7、8人の大部屋だった。やっと落ち着けると思っていたら、「アイツ、寝返りをうったよ」とかまるで僕が監視されているかのような声が聞こえてきた。幻聴なのだろうとは思ったけど、しばらく耐えていたら余計ひどくなったのでナースステーションにひとりごとで「他の患者に苛められるのです。」といった。すると声が聞こえなくなった。もしかすると話すことで幻聴は多少楽になるのではないかと思った。それからは大泉病院での生活は順調だった。麻雀のやりかたを教えてもらったり、モノポリーのカードゲームをやったりして過ごしていた。そのうち試験外泊も出来る様になった。外泊の時は夏でこんなにも暑い所でみんな暮らしているかと思うとみんな凄いと思った。外泊を何回か続けて特に問題らしい問題もなかったので退院できた。もっと長い気がしていたけ