迷った。
何度も駅のホームで立ち止まって、引き返そうとした。
電車に乗ろうとして、一瞬、躊躇した。
……でも結局、足が動いてしまった。
蒼樹さんに教えてもらったダンススクールは、辿り着いた駅からすぐだった。
「うん、ここっぽい」
五階建てのビルの入り口に、ダンススクールの看板が大きく掲げられている。ライトに照らされたエントランスのガラス越しに、受付らしきカウンターが見える。「ここまで来たんだし、迷ってもしょうがない」と、息を大きく吐き出すと、中へ足を踏み入れた。
「侑樹先生ならちょうどレッスン中です。外からご覧になる分には大丈夫ですよ」
受付で名前を伝えると、スタッフが一番奥のスタジオを指差した。
私はお礼を言って、そのまま奥に向かった。
スタジオの大きなガラスの扉の前で、恐る恐る中の様子を伺う。
中学生や高校生ぐらいの生徒たちが、鏡に向かって、規則正しいリズムで踊っている。
その前で軽やかにステップを踏んでいるのは──侑樹だった。
何度も駅のホームで立ち止まって、引き返そうとした。
電車に乗ろうとして、一瞬、躊躇した。
……でも結局、足が動いてしまった。
蒼樹さんに教えてもらったダンススクールは、辿り着いた駅からすぐだった。
「うん、ここっぽい」
五階建てのビルの入り口に、ダンススクールの看板が大きく掲げられている。ライトに照らされたエントランスのガラス越しに、受付らしきカウンターが見える。「ここまで来たんだし、迷ってもしょうがない」と、息を大きく吐き出すと、中へ足を踏み入れた。
「侑樹先生ならちょうどレッスン中です。外からご覧になる分には大丈夫ですよ」
受付で名前を伝えると、スタッフが一番奥のスタジオを指差した。
私はお礼を言って、そのまま奥に向かった。
スタジオの大きなガラスの扉の前で、恐る恐る中の様子を伺う。
中学生や高校生ぐらいの生徒たちが、鏡に向かって、規則正しいリズムで踊っている。
その前で軽やかにステップを踏んでいるのは──侑樹だった。

