アフタージャーニー

 明け方近くまで、うとうとしては目が覚めた。
 スマホの画面が、薄く光っている。 
 
 メッセージの通知だった。
 差出人の名前を見た瞬間、身体が勝手に動いた。

 空が白みはじめたベランダに飛び出す。  

 隣の部屋のカーテンが、消えていた。
 空っぽの部屋にもう、誰の気配もなかった。 

 風が音を立てて、ベランダを通り抜けてゆく。