21.
「どうしたんだお前」「中身入れ替わったか?」「授業中に寝てないと逆に調子狂う」
周りも青葦の急な変わりように困惑しているのだ。しかし、当の本人は至極真面目にこう言う。
「いや、授業中に寝ちゃダメだろ」
聞いた周囲は数秒黙り込み、それから互いの顔を見合わせた。
何言ってんだ、本当にどうしたんだ、と。
挙げ句 「どこか頭でも打ったんじゃないか」と本気で心配している始末。
周りの人達がざわめく中、月岡は内心気が気でなかった。
たったあの一言でこんなにも変わってしまうだなんて。
命のように等しい彼にはありえなくない話ではあるが、あの言葉が持続させるものとは思わなかった。
その原因を作ったのは僕です、と周りのざわめきに耐えきれず言ってしまいそうになった。が、言ったら言ったで、なんだそれは、そんな馬鹿なことはあるわけないだろうと笑いのネタにされかねない。
そんな自ら恥ずかしい思いをしに行くのは非常に嫌である。
注目の的になっている青葦は別に気にしている様子もなさそうであるし、このままで良いといえよう。
何はともあれ、役に立てて良かった。
成績の面は心配ないはずだ。
あと今注目すべき問題は、窃盗犯だ。
「どうしたんだお前」「中身入れ替わったか?」「授業中に寝てないと逆に調子狂う」
周りも青葦の急な変わりように困惑しているのだ。しかし、当の本人は至極真面目にこう言う。
「いや、授業中に寝ちゃダメだろ」
聞いた周囲は数秒黙り込み、それから互いの顔を見合わせた。
何言ってんだ、本当にどうしたんだ、と。
挙げ句 「どこか頭でも打ったんじゃないか」と本気で心配している始末。
周りの人達がざわめく中、月岡は内心気が気でなかった。
たったあの一言でこんなにも変わってしまうだなんて。
命のように等しい彼にはありえなくない話ではあるが、あの言葉が持続させるものとは思わなかった。
その原因を作ったのは僕です、と周りのざわめきに耐えきれず言ってしまいそうになった。が、言ったら言ったで、なんだそれは、そんな馬鹿なことはあるわけないだろうと笑いのネタにされかねない。
そんな自ら恥ずかしい思いをしに行くのは非常に嫌である。
注目の的になっている青葦は別に気にしている様子もなさそうであるし、このままで良いといえよう。
何はともあれ、役に立てて良かった。
成績の面は心配ないはずだ。
あと今注目すべき問題は、窃盗犯だ。
