0と100のあいだ

「……っ、」
 息が、止まった。
 このつたない文章は、何度も書き直したのか、ところどころ消しゴムで擦れて汚い。
 ……ばかだな。
 こんなに悩んで、こんなに考えて、それでもちゃんと、伝えようとしてくれていたのに。
 視界が滲む。ぽたりと、湊の文字が滲んだ。
 ぐっと唇を噛んで、引き出しからペンを取り出す。
 震える手で、それでもしっかりと握る。
 書きたいことは、たくさんある。でも、短く四文字にして書いた。
 いつもより少しだけ字が汚くなってしまったけど、これでいい。
 ただ、ちゃんと伝えたい。