「コタ、何急いでんの」
「お前から離れる為に急いでるのに、ついてくるなよ」
「冷たいこと言うなよ〜たった一人の幼なじみじゃん」
マジでウザいコイツは、小学校で同じダンススクールに通っていた小森翔太。
「お前といると、陽キャだと思われるから嫌なの」
「少しぐらい、陽キャだと思われたほうがいいと思うよ〜学年トップで根暗、性格悪い、人を見下している、偉そうな都野君。他にも、廊下ですれ違っただけで睨まれたとか」
「もう、いいよ」
「せっかくの入学式、1年生にカッコいい先輩と言われるように、笑顔笑顔で行きましょう」
と、肩を組んでくる。その手を丁寧に離し、
「お前3組、俺1組。じゃあな」
小森と分かれてホッとする。
アイツと、今年もクラスが違って良かった。
極力関わらないようにしよう。
昇降口で生徒会の先輩に声をかけられる。
「都野、入学式は受付するんだろ。早く体育館へ行けよ。アンドこれ」
ゴミ袋を渡される。
シュレッターのゴミ。
重くは無いが、面倒だな。と顔に出ていたのだろう。
「そんな顔するなよ〜ゴミ置き場、体育館の近くだろ、頼むよ!じゃあな」
「はい」
新学期そうそう、小森には会うし、ゴミは押しつけられるし、いいことね〜。
ダラダラとゴミ置き場へ向かう。
入学式の準備に借り出されている2年がバタバタと渡り廊下を行き来している。
効率的な動線じゃないからバタつくんだよ。
あ〜今日は、3年の言う事を聞いて、無駄ばかりの動きをしなきゃいけないなんて、ゾッとする。
「あっ」
後ろからぶつかられて、ゴミ袋を投げ出してしまった。封があき、シュレッター済みの細かなゴミが宙に舞った。
最悪
「きれい」
宙に舞うゴミを見上げて、呟いてるヤツがいた。
他人事だと思って、呑気なヤツだ。
俺はゴミ置き場からほうきと塵取りを取り出して掃除を始めた。
呑気なそいつは、細かいゴミを手で拾っている。
そんなことされても、たいして役に立たない。
多分1年生が迷い込んでるんだろう。
「さっさと教室に」いけよ。
と言おうとした瞬間
そいつは、手にためたゴミを宙に投げた。
「はぁ?」
「やっぱりきれいですね」
そう言って空を見上げるそいつに、俺は目を奪われた。
桜とゴミとそいつが、あまりにも春すぎて。
「あっ、すみません。掃除の邪魔をしてしまって」
「えっと…いいよ、たまには。こういう非効率的なことも」
そう言って俺も、塵取りのゴミを宙に投げた。
「お前から離れる為に急いでるのに、ついてくるなよ」
「冷たいこと言うなよ〜たった一人の幼なじみじゃん」
マジでウザいコイツは、小学校で同じダンススクールに通っていた小森翔太。
「お前といると、陽キャだと思われるから嫌なの」
「少しぐらい、陽キャだと思われたほうがいいと思うよ〜学年トップで根暗、性格悪い、人を見下している、偉そうな都野君。他にも、廊下ですれ違っただけで睨まれたとか」
「もう、いいよ」
「せっかくの入学式、1年生にカッコいい先輩と言われるように、笑顔笑顔で行きましょう」
と、肩を組んでくる。その手を丁寧に離し、
「お前3組、俺1組。じゃあな」
小森と分かれてホッとする。
アイツと、今年もクラスが違って良かった。
極力関わらないようにしよう。
昇降口で生徒会の先輩に声をかけられる。
「都野、入学式は受付するんだろ。早く体育館へ行けよ。アンドこれ」
ゴミ袋を渡される。
シュレッターのゴミ。
重くは無いが、面倒だな。と顔に出ていたのだろう。
「そんな顔するなよ〜ゴミ置き場、体育館の近くだろ、頼むよ!じゃあな」
「はい」
新学期そうそう、小森には会うし、ゴミは押しつけられるし、いいことね〜。
ダラダラとゴミ置き場へ向かう。
入学式の準備に借り出されている2年がバタバタと渡り廊下を行き来している。
効率的な動線じゃないからバタつくんだよ。
あ〜今日は、3年の言う事を聞いて、無駄ばかりの動きをしなきゃいけないなんて、ゾッとする。
「あっ」
後ろからぶつかられて、ゴミ袋を投げ出してしまった。封があき、シュレッター済みの細かなゴミが宙に舞った。
最悪
「きれい」
宙に舞うゴミを見上げて、呟いてるヤツがいた。
他人事だと思って、呑気なヤツだ。
俺はゴミ置き場からほうきと塵取りを取り出して掃除を始めた。
呑気なそいつは、細かいゴミを手で拾っている。
そんなことされても、たいして役に立たない。
多分1年生が迷い込んでるんだろう。
「さっさと教室に」いけよ。
と言おうとした瞬間
そいつは、手にためたゴミを宙に投げた。
「はぁ?」
「やっぱりきれいですね」
そう言って空を見上げるそいつに、俺は目を奪われた。
桜とゴミとそいつが、あまりにも春すぎて。
「あっ、すみません。掃除の邪魔をしてしまって」
「えっと…いいよ、たまには。こういう非効率的なことも」
そう言って俺も、塵取りのゴミを宙に投げた。
