"みなも"みたいな恋だった

コンクールが終わったあとに、ボソッとひとり呟いた言葉が耳に入った。




「こんな部活入るんじゃなかった。」





振り返るとその子は私が必死に悩み相談を聞いていた子だった。そしてその隣にいた子も続けて言った。

 


「無駄だったね。」

 


今でも忘れられない言葉。

 


2人はそのあとも何か話していたけれど、もう聞こえなかった。 

 
その瞬間私のなにかが壊れた。

 
なにか変わったと思ったのは自分だけだった。


私は何も変えることが出来なかった。


私は今まで何のためにやってきたんだろう……
急に無音な奈落の底に落ちていく感覚。 

  
ーその日から私は音が聞けなくなったー

 
そして私たちは部活を引退した。