"みなも"みたいな恋だった

春休みになって、私は初めて、涼介の家に行った。

「お邪魔します。」

そう言って入った部屋にはギターにアコギ、エレキに電子ピアノやアンプ。色々な楽器が揃っていた。

「すごい……。」
私は口をぽかんと開けて部屋を見渡す。

「実はさ、高校決まって早々、バンド組んだんだよ。」

「そうなんだ……。」

「いつかさ、ライブハウスでやるから聴きに来てよ。」
そう言う涼介の目はキラキラと輝いていた。

 
「楽しみにしてる!」
私は即答した。

初めて涼介の夢を聞かせてもらった。
全力で応援したい。心からそう思った。