――歴史を感じるその教会のほど近く、少年は、少女に出来上がったばかりのオルゴールを包み紙に包んで、差し出した。
「神父さんに、これを渡してほしいんだ」
少女は、不思議に思った。
「プレゼントでしょう? どうして、自分で渡さないの?」
そう言うと、少年は少しだけ、寂しそうな顔をした。
少女はその意味が分からなかった。
「これは、君から渡してほしい。――約束だけど、中身は決して見ないで」
「うん」
少女は、素直にうなずき教会に向かった。
背中に少年の、
「До свидания」(ドスヴィダーニャ)
の声を聞いたような気がした――
「神父さんに、これを渡してほしいんだ」
少女は、不思議に思った。
「プレゼントでしょう? どうして、自分で渡さないの?」
そう言うと、少年は少しだけ、寂しそうな顔をした。
少女はその意味が分からなかった。
「これは、君から渡してほしい。――約束だけど、中身は決して見ないで」
「うん」
少女は、素直にうなずき教会に向かった。
背中に少年の、
「До свидания」(ドスヴィダーニャ)
の声を聞いたような気がした――
