明けぬ空に、君を想う


「まさか、俺にまた攻撃をするつもりか?無意味な。」


喪月は笑う。
不気味なその声も表情も、恐怖を感じる。

だけど、陽真は刀にもう一度力を込め、足を踏み込む。
そして、光のように突き進んだ。


「速い、、、」


ーーそういえば、一条家は速さが取り柄って言ってた、、、

以前よりも速くなったのは、修行をしたから。
そして、心が落ち着いたおかげで、本来の力を出せているから。

喪月に、その攻撃が当たりそうだった。
すぐに黒い矢と波が同時に来た。


「っ、、、」


陽真は避ける。
そして、そのまま刀を喪月に当てた。


ーーあれは、、、

喪月は手で食い止めた。


「それが全力か?やっぱり弱いなあ。」


弾き返すように振り払う。
陽真は、必死に足をつけて耐え抜いた。

地面の音が聞こえる。

だけど、陽真はめげずにもう一度力を込め直す。
そして、喪月に向かって霊雷を当てる。

ジリジリ!
ゴオオ!


「陽真、、、」


陽真の刀と、喪月の手がぶつかり合っている。
雷の音と、暗闇の音が聞こえる。


「諦めが悪い。」


喪月は言う。
だけど、陽真は諦めない。


「上がっていく、、、」


威力が徐々にあがって言ったのだ。
バチバチと稲妻が走る。

霊雷が夜を裂くように広がる。
白紫の光が、暗く染まった街を照らした。

月明かりよりも明るかった。

私よりも、陽真よりも、喪月は驚いていた。
その表情が揺れる。