ーー陽真の心を灯したい、、、!
そればかりが浮かぶ。
ーー陽真は、、、
いつも明るくて、優しかった陽真。
強くて、だけど弱さを見せないようにしていた。
私のことは心配してくれた。
甘やかしてくれた。
なのにーー
私はそれをできていなかった。
私ばかりが救われて、守られて。
きっと修行して、過去を振り払おうと努力して。
兄と比べられたって、自分という人を貫いてきたんだ。
ーーごめん、、、何も知らなくて、、、
その時、周りの音が聞こえなくなった。
自分の体が浮いたような感覚になった。
驚いて目を開けた。
「ここ、、、」
見渡すと、暗い森のような場所にいた。
そこは、一つひとつの音が響くように聞こえた。
寒くて、立っているのも辛い。
ーーだけど。
私は走り出した。
陽真がこのどこかにいるはずだから。
ずっと続く道、その先にいる陽真を探し続けた。
ずっと暗くて、足元も見えずらい。
息を切らして走り続けた。
ーー陽真、、、!
必死に心の中で叫んでいた。
どれくらい走ったかは分からない。
一人、私の目に留まった。
蹲っている。
間違いない。
「陽真、、、」
急いで駆け寄った。

