明けぬ空に、君を想う


そして、声が聞こえた。


「あ、れ、、、」

「お、思い出せる。」

「分かるの!?」


後ろの人達だった。
振り向くと、笑顔で溢れていた。


「顔色良くなったぞ!」

「感情が戻ったんだ!」

「目覚めた!」


そんな声が聞こえた。

記憶が戻り、感情が戻り、目が覚めた。


「私、心灯を使えたんだ、、、」


だけど、陽真に向き直った。


「なんで、、、!?」


陽真はまだ、苦しそうにしていた。
何かと戦うような、そんな顔だった。


「まさか、本当か!」


喪月が目を見開き、驚いたように言った。


「お前は使えないが異能の威力は貰う気でいたが、より価値が上がったなあ。」


そして、黒い何かが出てきた。

それは喪月がその場にいながら手を伸ばすための空間術だと気づいた。

だけど、対応できずにいた。


ビリビリ!


いきなりその手に雷が当たった。
その手は消えた。


「陽真!」


顔を歪めながら、刀も持てずにいたのに、その手から霊力を出して私を守った。

その瞬間、陽真は出し切ったように意識を失った。

ーー最後まで、、、私のこと、、、


「諦めが悪いな。だが、もう終わりだ。」


喪月の口から笑みが消えた。


ーー来る、、、!