「宮くん、いつも本読んでるね」
内藤さんが、隣で僕にそう言った。
「ああ…うん、まぁ」
すれ違う生徒たちに見られている気がして、僕は少し後ろを歩いた。
彼女の腰まである髪が、左右に揺れる。
「どんな本?」
居心地が悪い。
「……そういう事は、あまり聞かない方がいい」
「え、」
立ち止まった内藤さんの隣を、僕はそのまま通り過ぎた。
何か言いかけたような気配だけを、背後に感じた。
ーーこういうところだと、自分でも思う。
内藤さんが、隣で僕にそう言った。
「ああ…うん、まぁ」
すれ違う生徒たちに見られている気がして、僕は少し後ろを歩いた。
彼女の腰まである髪が、左右に揺れる。
「どんな本?」
居心地が悪い。
「……そういう事は、あまり聞かない方がいい」
「え、」
立ち止まった内藤さんの隣を、僕はそのまま通り過ぎた。
何か言いかけたような気配だけを、背後に感じた。
ーーこういうところだと、自分でも思う。

