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’Ashのハノン’ がそこにいた。
ステージの照明が落ち、ライブハウスが一瞬の静寂に包まれる。
次の瞬間、スポットライトが中央に立つ人物を捉えた。
光を浴びてキラキラと輝く金色の髪が揺れる。
長いまつ毛の奥の瞳が、私を、観客を、一瞬で飲み込んでいく。
幻想的な天使にも退廃的な悪魔にもなれる、どこか郷愁を誘うメランコリックな空気を纏った、美しいヒト。
これが本当に、あの夜のコインランドリーで出会った奏音なの?
ステージの上で鮮やかに生きる彼の、どこまでも伸びやかに響き渡る声は、時に激しく、そのまま身を滅ぼしそうなほどエモーショナルだった。
切なく、どこか壊れそうな歌声が、私の胸の奥を抉るように広がっていく。
ギターの音が響き渡る。
まるで空気を切り裂くような、鋭いカッティング。
それに呼応するような観客の叫びに、ライブハウスの熱気が最高潮に達したのがわかった。
ドラムやベースの音とも相まって──ザラっとした低音がお腹の底まで響く。ギターの指先から溢れる音が、変幻自在に空気を震わせる。ステージも、音も、Ashという存在そのものも。このギターが支配しているんだって、ほんの数秒で納得してしまうほどに。
……彼の名前は、ハヤトという。
ハヤトの視線がハノンを捉えると、ハノンの歌声がわずかに強く、鋭くなる。
その歌声に応えるように、ギターの音色はより深く、煌めきを増す。
まるで互いを求め、縛りつけるように絡み合い、
ライブハウスをひとつの巨大な鼓動に変えていった。
「あぁ……この感覚、取り戻せた」
私は熱狂と興奮の渦に飲み込まれながら、胸の奥で熱く疼く想いを抑えきれなかった。
’Ashのハノン’ がそこにいた。
ステージの照明が落ち、ライブハウスが一瞬の静寂に包まれる。
次の瞬間、スポットライトが中央に立つ人物を捉えた。
光を浴びてキラキラと輝く金色の髪が揺れる。
長いまつ毛の奥の瞳が、私を、観客を、一瞬で飲み込んでいく。
幻想的な天使にも退廃的な悪魔にもなれる、どこか郷愁を誘うメランコリックな空気を纏った、美しいヒト。
これが本当に、あの夜のコインランドリーで出会った奏音なの?
ステージの上で鮮やかに生きる彼の、どこまでも伸びやかに響き渡る声は、時に激しく、そのまま身を滅ぼしそうなほどエモーショナルだった。
切なく、どこか壊れそうな歌声が、私の胸の奥を抉るように広がっていく。
ギターの音が響き渡る。
まるで空気を切り裂くような、鋭いカッティング。
それに呼応するような観客の叫びに、ライブハウスの熱気が最高潮に達したのがわかった。
ドラムやベースの音とも相まって──ザラっとした低音がお腹の底まで響く。ギターの指先から溢れる音が、変幻自在に空気を震わせる。ステージも、音も、Ashという存在そのものも。このギターが支配しているんだって、ほんの数秒で納得してしまうほどに。
……彼の名前は、ハヤトという。
ハヤトの視線がハノンを捉えると、ハノンの歌声がわずかに強く、鋭くなる。
その歌声に応えるように、ギターの音色はより深く、煌めきを増す。
まるで互いを求め、縛りつけるように絡み合い、
ライブハウスをひとつの巨大な鼓動に変えていった。
「あぁ……この感覚、取り戻せた」
私は熱狂と興奮の渦に飲み込まれながら、胸の奥で熱く疼く想いを抑えきれなかった。
