ある公園にまつわる幸せ家族の真相

ブログサービス『Angel』記事ログ
アカウント名:パパ島(@hinata_papa_log)

記事タイトル:
【公園の『とある落書き』の発見報告】

投稿日: 202X年 4月15日 20:00
タグ🏷️: #公園 #家族の時間 #パパの視点

 こんばんは、パパ島です!

 今日は最高の行楽日和でしたね☀
 予告通り、家族3人で『あさひヶ丘中央公園』へ突撃してきました!

 世界から曇りが晴れたような、透徹した青空でした。

 あまりに高い解像度で迫ってくる春の光が、公園の遊具ひとつひとつを、まるで舞台装置のように鮮やかに縁取っています。

 僕たちはその完璧な世界の中に、吸い込まれるように足を踏み入れました。

 結論から言うと……大・成・功!!

 まだこの街に引っ越してきたばかりで、お友達ができるか心配していた彩ですが、公園に着くやいなや、陽太が他の子を追いかけ回して大はしゃぎ。

 陽太の足取りは、世間の穢れなど知らないように軽やかで、一点の(よど)みもありません。無邪気な笑い声が、澄んだ大気を一定のリズムで振動させます。

 その規則正しい幸せを眺めているだけで、僕の脳内に巣食う不安が、次々と消去されていくのがわかりました。

 3日目にして、これ以上ないほどの収穫。その笑顔を見て、彩もようやく肩の力を抜いて、ホッとしたみたいです。

 またも昼はベンチで、僕が腕を振るった「彩への恩返し弁当タイム」 🍙

 僕の大好物の唐揚げとオムライスです!

 彩が作ったオムライス。その黄色い卵の表面は、傷ひとつない滑らかなフィルムのように美しく、ケチャップの赤が数ミリの誤差もなくボーダー状に配置されていました。

 青空の下、完璧な色相環の中に身を置く心地よさ。
 一口噛みしめるたび、この世界の正解を胃に流し込んでいるような充足感があります。

 陽太も口の周りをケチャップだらけにして、一生懸命にそれを完食してくれました(笑)。

(※パパ島注:口元の汚れ、ちゃんと除菌用ウェットティッシュで拭き取り、清潔な状態を復元しました!)

 ……ただ、最高の一日だったんですが、一点だけ。
どうしても見過ごせない『落書き』を見つけてしまったんです。

 陽太がお気に入りの象さんの滑り台。
 その裏側の、不自然な死角になる部分に、黒いマジックでそれはありました。

『0312』

 数字の羅列。
 日付でしょうか? 3月12日?
 それは、あまりにも唐突で、暴力的な「バグ」でした。

 イタズラ書きにしては、幼稚な奔放さが一切なく、ただ数字だけがポツンとそこに置かれている。

 しかも、一画一画の文字の大きさが異常なまでに揃っていて、まるで機械的なフォントをなぞったかのように冷たくて……。

 僕が保とうとしているこの公園の「品質」を、根底から腐食させるような、不快な規則性。
 見ているだけで、指先の神経がピリピリと逆立つような感覚を覚えました。

 証拠写真はこちら⬇️



「管理番号かな?」とも思ったんですが、公園の遊具に日付だけ書くなんて運用、僕のQAとしての常識では考えられません。

 昨日、『・』を消したばかりだったのに。

 この世界を美しく、正しく再起動しようとする僕の努力を、誰かが背後から嘲笑っている。
 そんな、得体の知れない「不純物」が混入したような予感が、僕の胸に暗い影を落とします。

 せっかくの綺麗な公園なのに、こういうマナー違反は残念です。

 思わず爪でカリカリしてみたけれど、油性ペン特有の粘り気のある黒がプラスチックに深く浸透していて、剥がれ落ちることはありませんでした。

 爪の隙間に食い込む、インクの黒。

 それを眺めながら、僕は何度も深呼吸を繰り返しました。

 まあ、陽太はそんなことに気づく様子もなく、滑り台を無限ループして楽しんでくれていたので、満足度は★5つということで!

 帰りの車では、二人とも遊び疲れて爆睡。

 今、僕は静まり返ったリビングで、撮り溜めた写真の一枚一枚を確認しています。

 データの海の中に、他にも不純物が紛れ込んでいないか。まるで、侵食されたファイルを一つずつスキャンするように。

 明日も、一点の汚れもない、平和な一日になりますように。

 パパ島でした!