【訪問対象】
佐藤 聖子(保護者)
佐藤 翔太(乳児・1歳5ヶ月)
【住所】
×××市〇〇町△△△△アパート102号室
【訪問日時】
2024年3月14日 14:00~16:27
【記録者】
保健師 田中
【訪問目的】
・乳児定期フォロー訪問
・発育状況確認
・栄養状態確認
・育児環境の聞き取り
【到着時状況】
玄関先にて、強い腐葉土様の臭気を確認。
生ごみ臭とは異なり、湿潤した落ち葉および発酵土壌を想起させる匂い。
チャイムへの応答あり。母・聖子氏が対応。
衣服は清潔であるが、袖口および指先に黒褐色の付着物を認める(乾燥した土状のように見えた)。
玄関扉開放時、室内は遮光カーテンによりほぼ無灯状態。
昼間であるにも関わらず視認性が低く、物が散乱していた。
照明点灯を提案したが、「今は光に慣らしていないので」との理由で拒否。
【母親の様子】
表情は穏やかであるが、過度に高揚した印象。
睡眠不足や疲労の兆候あり。
発言内容(要約)
「翔太はついに脱皮を始めました」
「人間が作った不純物をすべて排泄し、真の姿になろうとしている」
「もう病院の数値では測れない段階にいます」
発言は一貫して確信的であった。
ただし、内容は独自の思想体系に基づくものと推察。
【室内環境】
居間および和室の床面に土粒を多数確認。
空気は湿度が高く、温度もやや高めであると感じられた(体感)。
壁際に発酵容器と思われる陶器製甕を確認。
蓋は閉鎖されていたため、中は確認できず。
【台所の状況】
冷蔵庫内に、ラベルのない瓶複数。
内容物は液体。光を当てると不均一な濁りを確認。
母の説明
「聖なる栄養」
「不純物を分解したもの」
「火を通していないから、生きている」
成分は不明。衛生面および安全性に懸念あり。
加熱調理器具は布で覆われ、使用形跡なし。
電子レンジ電源は抜かれていた。
【乳児の観察】
奥の和室へ案内される。
部屋中央に大型プランター(長方形・推定長さ120cm)。
内部に黒色土壌を充填。
土表面は平坦ではなく、一部が柔らかく沈み込んでいる様子。
その上に毛布を敷き、乳児が包まれた状態で横たわっていた。
視診を試みたが、母が「今はまだ途中だから触れないでください」と強く制止。
毛布の下で微細な動きを確認。
乳児特有の不規則な四肢運動とは異なり、一定方向への擦過的な動きが見られた。
声は一度も確認できず。
しかし、「キュ、キュ」という音を複数回聴取。
発声位置は毛布内部からと推察。
当該音は通常の乳児発声とは異質に感じられたが、記録者主観の可能性あり。
【身体確認の試み】
体重測定および皮膚状態確認を提案。
母は強く拒否。
「今、古い皮膚が落ちています」や 「触れると失敗する」という発言を繰り返す。
皮膚剥離の有無は未確認。
視認可能範囲では明確な出血や外傷は確認できず。
【総合所見】
・育児環境は清潔とは言い難いが、意図的管理下にある様子。
・母の精神状態は一見安定しているが、思想的偏向が顕著。
・児の健康状態は直接確認できず、重大な懸念あり。
・再訪問および上席への報告を要す。
退室時、玄関付近床板下から軽微な振動を感じたが、外部車両通過による可能性も否定できない。
記録終了 16:27



