「血液型は?」
「A +」
隼輝があたしに、目を合わせず聞いた。
ここで一歩間違えたら、この子は『終わる』んだ。
「アトロピン、輸血を3袋」
『6歳1ヶ月は、0.02㎎だよ』
「「了解」」
あたしはそっと手術室から出て……、一気に走り出した!
ここから100m、長いけど全力疾走!
ーーやっとついた。
「A +輸血パック、3袋ほどくださぁい!!」
ほとんど怒鳴り込むように、係の人に叫んだ。
「はーい。がんばってね」
お姉さんは慣れた感じで、ほいとあたしに3袋を手渡す。
A +は珍しくないから、一瞬で見つけられたんだ。
「あがとございますっ、失礼しまっ!」
わざわざ、言葉使いを気にするヒマがない。
ガガガ……と走って、赤いランプが点いているところで急停止した。
『手術中』
……あたしたちが、あの子の未来を握ってる。
絶対に、助けるんだ!
あたしはギュッと、輸血パックを握った。
これが、あの子の命になるから。
〜解説〜
来子&快斗
「アトロピンっていうのは、おっっそい脈を改善するお薬なの!」
「おっそい? まあ弱くなった拍動を強めるよな。そして本当の医療現場でも、輸血が足りなくて持ってくることもある」
「輸血用の血は、輸血部門っていう場所で保管されてるんだよね〜」
「そうだ。専用の冷凍庫に入ってる。血液型にはA型、B型、O型、AB型があるけれど、日本で1番多いのはA型だ」
「血液型には、+−があるよ! +が圧倒的に多いから、−の人は輸血できないかもしれないんだ……」
「型が合わないと、血が固まって死ぬ。あとそういうお前がO−だろうが……。大怪我すんなよ」
「え!? そうだっけ!? あたしめっちゃレアじゃん!」
「お前の情報を上から渡された時、俺も驚いた」
「コワー……、横断歩道では指差し確認しよ」
「ついでにA型がかなり多いのは、日本だけらしい。海外で多いのはO型だ」
「と、とりあえず手術がんばるねー!」
「A +」
隼輝があたしに、目を合わせず聞いた。
ここで一歩間違えたら、この子は『終わる』んだ。
「アトロピン、輸血を3袋」
『6歳1ヶ月は、0.02㎎だよ』
「「了解」」
あたしはそっと手術室から出て……、一気に走り出した!
ここから100m、長いけど全力疾走!
ーーやっとついた。
「A +輸血パック、3袋ほどくださぁい!!」
ほとんど怒鳴り込むように、係の人に叫んだ。
「はーい。がんばってね」
お姉さんは慣れた感じで、ほいとあたしに3袋を手渡す。
A +は珍しくないから、一瞬で見つけられたんだ。
「あがとございますっ、失礼しまっ!」
わざわざ、言葉使いを気にするヒマがない。
ガガガ……と走って、赤いランプが点いているところで急停止した。
『手術中』
……あたしたちが、あの子の未来を握ってる。
絶対に、助けるんだ!
あたしはギュッと、輸血パックを握った。
これが、あの子の命になるから。
〜解説〜
来子&快斗
「アトロピンっていうのは、おっっそい脈を改善するお薬なの!」
「おっそい? まあ弱くなった拍動を強めるよな。そして本当の医療現場でも、輸血が足りなくて持ってくることもある」
「輸血用の血は、輸血部門っていう場所で保管されてるんだよね〜」
「そうだ。専用の冷凍庫に入ってる。血液型にはA型、B型、O型、AB型があるけれど、日本で1番多いのはA型だ」
「血液型には、+−があるよ! +が圧倒的に多いから、−の人は輸血できないかもしれないんだ……」
「型が合わないと、血が固まって死ぬ。あとそういうお前がO−だろうが……。大怪我すんなよ」
「え!? そうだっけ!? あたしめっちゃレアじゃん!」
「お前の情報を上から渡された時、俺も驚いた」
「コワー……、横断歩道では指差し確認しよ」
「ついでにA型がかなり多いのは、日本だけらしい。海外で多いのはO型だ」
「と、とりあえず手術がんばるねー!」


