この学校では笑顔が絶えません

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メール 野月→出版社
宛先:S出版 編集部 S様
件名:企画書素案をお送りいたします

お世話になっております。

先日のお話を受けて、企画書の素案を作成いたしました。
以下URLよりダウンロードをお願いいたします。
URL:※※※

また、今回の企画を再考するにあたって、
中学校に取材を行うことになりました。
生徒や先生に直接お話を伺う機会がございますので、
どういったお話を聞けば作品に活かせるのか、ご教示いただければ幸いです。

個人的には、「学校生活での悩み」などを聞きたいと思っております。
お手すきのタイミングでご確認いただけますと幸いです。

引き続き、よろしくお願いいたします。


企画書素案
◆タイトル案
余命一年の笑わない君へ(仮)

◆コンセプト
『笑顔』というモチーフを通して、
人と関わることの痛みと、再び心を開く勇気を描く。

◆あらすじ(簡易版)
転校してきた無表情なヒロインはクラスで孤立していた。
明るいクラスの中心人物である主人公は彼女の笑顔を見たいと思い、何度も話しかけるうちに次第に心を通わせていく。
文化祭をきっかけにヒロインはクラスに受け入れられ、初めてぎこちない笑顔を見せる。
主人公は彼女に惹かれていくが、彼女が重い病気で『余命一年』と告げられていることを知る。
ヒロインは「残りの一年、笑ってすごす」と決意し、主人公と「毎日どこかで笑う」約束を交わす。
四季を通して二人は様々な思い出を作り、ヒロインは次第に笑顔を取り戻していく。
しかし卒業式の日、ヒロインは倒れ、ついに亡くなってしまった。
主人公は泣きながらヒロインを抱きしめ、永遠に変わらぬ愛を誓った。
※この素案に、〝少し不思議〟な要素を入れたいと考えております。



メール 出版社→野月
宛先:野月様
件名:Re:企画書素案をお送りいたします

お世話になっております。

企画書素案の件、ありがとうございます! 確認いたしました。

いいですね! 笑顔というテーマは身近であり、共感しやすい内容になっていると思います。
また、ヒロインと主人公の関係性もいろいろアレンジしやすい要素になっているので、
ここからさらに面白くできそうですね。

〝少し不思議〟要素も大歓迎です! ぜひ盛り込んでいただきたいです!

内容問題ございませんのでこちらで詰めていただければ幸いです。
先んじて、この素案で一度企画会議に出させていただきますね。

結果はのちほどお伝えいたしますが、おおむね問題ないのではと思っております。
実際の学校に取材、いいと思います! リアリティラインが上がり、より共感性の高い作品作りができそうですね。

もし弊社の名前を出してスムーズにいくようであれば、
名前を使っていただいても問題ございません。
また、お手数ではございますが、トラブルを避けるという意味で、取材をする学校名をご教示いただけますと幸いです。

学校生活の悩みを聞くのも賛成です。等身大の悩みが聞ければ、
それだけ学生さんに共感してもらえるような作品作りができるのではと思います。
あとは、学生さんたちに流行っているものなどを聞くのもよいのではないでしょうか。
具体的に流行りがわかれば、作中に似たモチーフを出すことによって、よりリアリティを出すことが可能です。

先生へのインタビューであれば、生徒たちの普段の様子を聞くのがいいと思います。
また、生徒と接していて一番「青春だな」と感じる瞬間なども聞けるといいですね。
以上、ご検討くださいませ。

引き続き、よろしくお願いいたします。


メール 野月→出版社
宛先:S出版 編集部 S様
件名:Re:Re:企画書素案をお送りいたします

お世話になっております。

ご確認いただきましてありがとうございます!
素案OKとのこと、ほっといたしました。企画会議の件もありがとうございます。
朗報をお待ちしております。

また、取材の件につきましてもご助言ありがとうございます!

協力いただける学校は〇〇市の朝日ヶ森中学校です。
学校側からも、小説のモデルにしてもいいとおっしゃっていただいております。

みなさまのお心遣いに感謝し、心して取材を行おうと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。