三月中旬。
春休み中。
俺は七瀬と会っていた。こないだ帰ったときの七瀬の言葉が実現してしまった。七瀬が言うには、話したいことがあるんだとか。
「本当は春休み前に話したかったんだけどさ…」
七瀬はそう言って話し始めた。
転校する前、この学校と他の学校で迷っていたらしい。そしたら、ちょうど、体育祭があると言うことで、うちの学校に来たんだとか。そして、体育祭で"王子"と呼ばれ、走っている俺を見て、『この学校に行きたい』と思ったらしい。
だから、七月のとき、初対面なのに、俺が"王子"と呼ばれていることを知っていたんだとか。
(てことは…七瀬は俺に憧れてきた?!)
俺はなぜか顔が熱くなる。それはまた、七瀬も同じようだった。
「っ……」
俺は上手く言葉を出せない。すると、七瀬が顔にスッと手を伸ばしてきた。
「累は…俺の憧れだ……」
そう言われて俺は…
「七瀬も…怜も…俺の憧れ出し……」
と口が勝手に言っていた。
(というか、名前っ…?!)
俺は七瀬を下の名前で呼んでしまった。すると、やはり七瀬の表情はどんどん輝いていく。すると、七瀬が近づいてきた。
「累ーっ」
七瀬はそう言って、俺の手を引く。
そして、太陽に向かって手を繋いだまま突き上げた。
「七瀬っやめろよっ」
俺がそういうと、七瀬は手を下ろして、
「累、これからもよろしく」
と言った。そして、握手の手を差し出してくる。俺も頷きながら手を出す。
(七瀬との生活…続けていってもいいのかもしれない……)
俺にとって七瀬は、七瀬にとって俺は、
かけがえのない大きな存在になっていた。
春休み中。
俺は七瀬と会っていた。こないだ帰ったときの七瀬の言葉が実現してしまった。七瀬が言うには、話したいことがあるんだとか。
「本当は春休み前に話したかったんだけどさ…」
七瀬はそう言って話し始めた。
転校する前、この学校と他の学校で迷っていたらしい。そしたら、ちょうど、体育祭があると言うことで、うちの学校に来たんだとか。そして、体育祭で"王子"と呼ばれ、走っている俺を見て、『この学校に行きたい』と思ったらしい。
だから、七月のとき、初対面なのに、俺が"王子"と呼ばれていることを知っていたんだとか。
(てことは…七瀬は俺に憧れてきた?!)
俺はなぜか顔が熱くなる。それはまた、七瀬も同じようだった。
「っ……」
俺は上手く言葉を出せない。すると、七瀬が顔にスッと手を伸ばしてきた。
「累は…俺の憧れだ……」
そう言われて俺は…
「七瀬も…怜も…俺の憧れ出し……」
と口が勝手に言っていた。
(というか、名前っ…?!)
俺は七瀬を下の名前で呼んでしまった。すると、やはり七瀬の表情はどんどん輝いていく。すると、七瀬が近づいてきた。
「累ーっ」
七瀬はそう言って、俺の手を引く。
そして、太陽に向かって手を繋いだまま突き上げた。
「七瀬っやめろよっ」
俺がそういうと、七瀬は手を下ろして、
「累、これからもよろしく」
と言った。そして、握手の手を差し出してくる。俺も頷きながら手を出す。
(七瀬との生活…続けていってもいいのかもしれない……)
俺にとって七瀬は、七瀬にとって俺は、
かけがえのない大きな存在になっていた。



