あー、今日はちょっと、びっくりしちゃった。
あーくんのスマホがさ、充電器に繋げっぱなしの状態で、床に置いてあったんだけどさ。
いきなり音が鳴って、ブルブル震え出して。
おばあちゃんは、風邪を引いて、あっち向いて横になってたから、試しに僕が出てみたんだ。
通話ボタン押してみたら、年配の男の人の声がした。
『もしもし?
もう、始業時刻は過ぎてるけど、今どこ?
……観光課の佐野係長から聞いたけど、土曜の動員も来てなかったって。
体調悪いのかな。
事情があるなら聞くから……』
おばあちゃんが、電話の声に気付いて、のそりと起き上がってこっちを見る。
『もしもし?聞こえてる?』
僕は焦った。
スマホ触ってるの、バレたかな?
おばあちゃんは、僕が何も言わずに固まっているのを、じっと見つめてきた。
それから、おばあちゃんは、スマホに手を伸ばして、通話を切った。
「うるさいわねぇ……
ケンちゃんもそう思うでしょ?」
おばあちゃんはそう言って、スマホの電源を切った。
あーくんは今日も帰ってこなかった。
無断欠勤ってことは、仕事にも行ってないんだよね。
おばあちゃんは、あーくんがどこに行ったか、知ってるのかな?
聞いてみたいけど、僕の口からはワンワンという声しか出なくて、結局、分からなかった。
あーくんのスマホがさ、充電器に繋げっぱなしの状態で、床に置いてあったんだけどさ。
いきなり音が鳴って、ブルブル震え出して。
おばあちゃんは、風邪を引いて、あっち向いて横になってたから、試しに僕が出てみたんだ。
通話ボタン押してみたら、年配の男の人の声がした。
『もしもし?
もう、始業時刻は過ぎてるけど、今どこ?
……観光課の佐野係長から聞いたけど、土曜の動員も来てなかったって。
体調悪いのかな。
事情があるなら聞くから……』
おばあちゃんが、電話の声に気付いて、のそりと起き上がってこっちを見る。
『もしもし?聞こえてる?』
僕は焦った。
スマホ触ってるの、バレたかな?
おばあちゃんは、僕が何も言わずに固まっているのを、じっと見つめてきた。
それから、おばあちゃんは、スマホに手を伸ばして、通話を切った。
「うるさいわねぇ……
ケンちゃんもそう思うでしょ?」
おばあちゃんはそう言って、スマホの電源を切った。
あーくんは今日も帰ってこなかった。
無断欠勤ってことは、仕事にも行ってないんだよね。
おばあちゃんは、あーくんがどこに行ったか、知ってるのかな?
聞いてみたいけど、僕の口からはワンワンという声しか出なくて、結局、分からなかった。


