口下手な桜河に不愛想な蘭之介、経験が浅い梵天丸……頭に浮かぶ他の三人の顔ぶれに花緒は苦笑する。妖力というものを一から教えられる言語能力と、花緒の妖力が暴走しそうな時の抑止力。
このふたつの能力を兼ね備えた人材として、山吹以上の適任はいないだろう。
山伏の装束に身を包んだ山吹が、景色に見惚れている花緒の隣に立つ。
「花緒ちゃん。ここは桜河も妖力操作を学んだ場所なんだ。周囲には誰もいないしなにもない。思う存分、妖力を解放できるというわけだね」
「は、はい……。桜河様ほどの大きな力は私にはないのですが。不肖の弟子ですが、私を山吹さんの門下に加えてください」
「ふふふ、やる気があって良いね。おれも俄然、昔桜河を弟子に取った時のような高揚感を感じてきたよ。君は兄弟子である桜河の妹弟子だ。兄弟子に恥じない実力を身に着けてもらうよ」
このふたつの能力を兼ね備えた人材として、山吹以上の適任はいないだろう。
山伏の装束に身を包んだ山吹が、景色に見惚れている花緒の隣に立つ。
「花緒ちゃん。ここは桜河も妖力操作を学んだ場所なんだ。周囲には誰もいないしなにもない。思う存分、妖力を解放できるというわけだね」
「は、はい……。桜河様ほどの大きな力は私にはないのですが。不肖の弟子ですが、私を山吹さんの門下に加えてください」
「ふふふ、やる気があって良いね。おれも俄然、昔桜河を弟子に取った時のような高揚感を感じてきたよ。君は兄弟子である桜河の妹弟子だ。兄弟子に恥じない実力を身に着けてもらうよ」
