「なるほどナ。オイラたち妖魔は先天的に妖力を持っている。が、人間である花緒は後天的に妖力を持ったのだナ。だから、オイラたちは生まれながらに妖力の操作を習得しているが、花緒は妖力の扱い方を知らないってのカ」
得心がいったとばかりに梵天丸が呟いた。与太郎が頷き、続けて口を開く。
「人間であっても妖力が体に馴染めば自然と使えるようになるもの。過去の揺らぎの事例が少ない現状からもわかるように、贄もまた同じ……しかし、桜河様は歴代きっての高い妖力をお持ちです。それを受け取った花緒様の妖力もまた稀有なもの。代々の贄と違い、強い力を持つ分、揺らぎが起きやすいのでしょう」
「つまり花緒ちゃんは、桜河から渡された妖力が今まで例にないくらいに強かった。だから普通の贄よりもより高度な妖力操作が求められると」
「そのとおりでございます。何度も申し上げますが、花緒様のご責任ではございません。これについては、時間が解決してくれるでしょう」
山吹に与太郎が答える。花緒は皆の会話を聞きながらじっと自分の両手を見つめていた。
得心がいったとばかりに梵天丸が呟いた。与太郎が頷き、続けて口を開く。
「人間であっても妖力が体に馴染めば自然と使えるようになるもの。過去の揺らぎの事例が少ない現状からもわかるように、贄もまた同じ……しかし、桜河様は歴代きっての高い妖力をお持ちです。それを受け取った花緒様の妖力もまた稀有なもの。代々の贄と違い、強い力を持つ分、揺らぎが起きやすいのでしょう」
「つまり花緒ちゃんは、桜河から渡された妖力が今まで例にないくらいに強かった。だから普通の贄よりもより高度な妖力操作が求められると」
「そのとおりでございます。何度も申し上げますが、花緒様のご責任ではございません。これについては、時間が解決してくれるでしょう」
山吹に与太郎が答える。花緒は皆の会話を聞きながらじっと自分の両手を見つめていた。
