与太郎がその場にいる全員の顔を見渡す。
「まず、贄姫様の扱う神楽鈴には特殊な妖力が込められております。その代わり、神楽鈴は贄姫様の妖力と共鳴して増幅し、浄化の力に変換できるのでございます」
花緒は納得して頷く。儀式で神楽を舞っている最中、自分の妖力に反応し、鈴が青白い輝きを発していた。あれは鈴が花緒の妖力を増幅してくれていたのだ。与太郎が表情を引き締める。
「贄姫様と神楽鈴は一心同体でございます。ですから、贄姫様が焦りや不安、憎しみのような負の感情を持つと、鈴の妖力が贄姫様の感情に共鳴して暴走を起こす――これを揺らぎと申すのです。揺らぎを起こした鈴は周囲の毒気を引き寄せ増幅してしまいます。贄姫様、何かお心当たりはございませんか?」
「あります……。あの時、あの場にいた女の子の霊魂の記憶に影響されてしまって。気持ちが乱れて集中力を欠いてしまいました。それが揺らぎを生んだ――」
「まず、贄姫様の扱う神楽鈴には特殊な妖力が込められております。その代わり、神楽鈴は贄姫様の妖力と共鳴して増幅し、浄化の力に変換できるのでございます」
花緒は納得して頷く。儀式で神楽を舞っている最中、自分の妖力に反応し、鈴が青白い輝きを発していた。あれは鈴が花緒の妖力を増幅してくれていたのだ。与太郎が表情を引き締める。
「贄姫様と神楽鈴は一心同体でございます。ですから、贄姫様が焦りや不安、憎しみのような負の感情を持つと、鈴の妖力が贄姫様の感情に共鳴して暴走を起こす――これを揺らぎと申すのです。揺らぎを起こした鈴は周囲の毒気を引き寄せ増幅してしまいます。贄姫様、何かお心当たりはございませんか?」
「あります……。あの時、あの場にいた女の子の霊魂の記憶に影響されてしまって。気持ちが乱れて集中力を欠いてしまいました。それが揺らぎを生んだ――」
