それから俺たちは高校を卒業して大学に進学した。
そこでもずっと充実な日々を送っている。
現在、綾乃と同棲している。
二人で協力して過ごしている。玄関には俺たち二人の写真と美優の写真が飾ってある。
そして、今日は美優のお母さんたちを俺たちの結婚式に招待する日だ。
結婚式は明日。前日に招待となってしまうのがとても申し訳ない。
「涼介ー。出るよー」
玄関から綾乃の声が聞こえてくる。
「今行くー」
そう言って、玄関に出ると、おめかしした綾乃が立っていた。
「可愛い…」
そう言うと、綾乃は喜んだ表情を浮かべる。
「さ、行こう」
そう言って家を出て、電車に乗る。そして、約10分後、美優のお母さんたちの家に着いた。
俺たちはチャイムを押す。すると、美優のお母さんが出てきた。
「あら、涼介くんと、綾乃ちゃん?入って、入って」
美優のお母さんに促されて、家に入る。
「お邪魔します」
「ここ、座って」
俺と綾乃は並んで座る。すると、美優のお母さんとお父さんが正面に座る。
「話ってなんだい?」
美優のお父さんにそう聞かれる。俺と綾乃は頷いて、
「俺たち、結婚式を挙げるんです」
「それで、ぜひきて欲しくて…」
そう言うと、美優のお父さんとお母さんはにこりと笑って、
「おめでとう」
と言ってくれた。
「結婚式っていつなのかしら?」
「……明日です。遅くなってごめんなさい」
綾乃が深々と礼をする。すると、美優のお母さんは、
「あら!じゃあ、おめかししていくわね!」
と元気よく言ってくれた。美優のお父さんも笑顔でこちらを見つめてくれる。
「…あと、私たちに女の子が産まれたら、美優って名前をつけるつもりなんです」
そう言った綾乃。二人は驚いたような、いろいろな感情が混ざった表情を浮かべている。
「無理しなくていいのよ?」
美優のお母さんは俺たちに気をつかっているのか、そう言った。でも、これは……
「これは、俺たちが高校生で付き合う時から決めてるんです。そして、美優のお母さんたちには、第三の祖母となってほしい」
「私たちの美優とたくさん遊んであげてください!」
そう言うと、二人は泣き出した。
「いい子たちね……。美優と仲良くしてくれてありがとう」
「本当にありがとう…」
二人は俺たちにありがとうと何回も言った。その後、俺たちは結婚式の会場を伝えて、笠野家を出た。
「さて……。明日の結婚式楽しみね」
「あぁ」
心のどこかに美優がいる。でも、今の俺には綾乃がいる。
迷いを抑えつけながら、結婚式に対する興奮を抑えつけながら、俺は眠った。
☁︎☔︎
結婚式当日、式場に入場する時間となった。
白いスーツ姿の俺は、ゆっくりと式場に入場する。
白いウェディング姿の綾乃もだ。
俺たちは指輪を交換する。
結婚が成立した瞬間だった。
式場にいる、俺の母さん、父さん、優介、綾乃のお母さん、お父さん、美優のお母さん、お父さんが一気に祝福してくれた。
先に結婚した優香と敬太もいる。そして、高校三年生で彼氏を作ったあかりもいる。
みんなが祝福してくれた。
その中に、一人見覚えのある影があった。
美優だ。
「っ!美優!」
俺がそう叫ぶと、あたりはしーんと静まり返る。
綾乃は俺をじっと見つめている。
『結婚おめでとう』
そう言って消えそうになる美優。
俺は、その姿を目に焼き付けようと頑張る。しかし、涙が溢れてきてうまく見えない。
『私はずっと見てるから…!』
そう言って美優の姿は見えなくなってしまった。
俺はその場に泣き崩れた。今の美優の顔は笑顔だった。
(俺も笑っていかなきゃ…)
俺は精一杯の笑みを浮かべる。すると、美優がどこかで笑い返してくれている気がした。
(失ったけど、新しいものがある)
そう、美優が言ってくれている気がした。
その日の結婚式は人生で1番幸せを感じられたときだった。
ちょうど、美しい流れ星が輝いている日のことだった。
そこでもずっと充実な日々を送っている。
現在、綾乃と同棲している。
二人で協力して過ごしている。玄関には俺たち二人の写真と美優の写真が飾ってある。
そして、今日は美優のお母さんたちを俺たちの結婚式に招待する日だ。
結婚式は明日。前日に招待となってしまうのがとても申し訳ない。
「涼介ー。出るよー」
玄関から綾乃の声が聞こえてくる。
「今行くー」
そう言って、玄関に出ると、おめかしした綾乃が立っていた。
「可愛い…」
そう言うと、綾乃は喜んだ表情を浮かべる。
「さ、行こう」
そう言って家を出て、電車に乗る。そして、約10分後、美優のお母さんたちの家に着いた。
俺たちはチャイムを押す。すると、美優のお母さんが出てきた。
「あら、涼介くんと、綾乃ちゃん?入って、入って」
美優のお母さんに促されて、家に入る。
「お邪魔します」
「ここ、座って」
俺と綾乃は並んで座る。すると、美優のお母さんとお父さんが正面に座る。
「話ってなんだい?」
美優のお父さんにそう聞かれる。俺と綾乃は頷いて、
「俺たち、結婚式を挙げるんです」
「それで、ぜひきて欲しくて…」
そう言うと、美優のお父さんとお母さんはにこりと笑って、
「おめでとう」
と言ってくれた。
「結婚式っていつなのかしら?」
「……明日です。遅くなってごめんなさい」
綾乃が深々と礼をする。すると、美優のお母さんは、
「あら!じゃあ、おめかししていくわね!」
と元気よく言ってくれた。美優のお父さんも笑顔でこちらを見つめてくれる。
「…あと、私たちに女の子が産まれたら、美優って名前をつけるつもりなんです」
そう言った綾乃。二人は驚いたような、いろいろな感情が混ざった表情を浮かべている。
「無理しなくていいのよ?」
美優のお母さんは俺たちに気をつかっているのか、そう言った。でも、これは……
「これは、俺たちが高校生で付き合う時から決めてるんです。そして、美優のお母さんたちには、第三の祖母となってほしい」
「私たちの美優とたくさん遊んであげてください!」
そう言うと、二人は泣き出した。
「いい子たちね……。美優と仲良くしてくれてありがとう」
「本当にありがとう…」
二人は俺たちにありがとうと何回も言った。その後、俺たちは結婚式の会場を伝えて、笠野家を出た。
「さて……。明日の結婚式楽しみね」
「あぁ」
心のどこかに美優がいる。でも、今の俺には綾乃がいる。
迷いを抑えつけながら、結婚式に対する興奮を抑えつけながら、俺は眠った。
☁︎☔︎
結婚式当日、式場に入場する時間となった。
白いスーツ姿の俺は、ゆっくりと式場に入場する。
白いウェディング姿の綾乃もだ。
俺たちは指輪を交換する。
結婚が成立した瞬間だった。
式場にいる、俺の母さん、父さん、優介、綾乃のお母さん、お父さん、美優のお母さん、お父さんが一気に祝福してくれた。
先に結婚した優香と敬太もいる。そして、高校三年生で彼氏を作ったあかりもいる。
みんなが祝福してくれた。
その中に、一人見覚えのある影があった。
美優だ。
「っ!美優!」
俺がそう叫ぶと、あたりはしーんと静まり返る。
綾乃は俺をじっと見つめている。
『結婚おめでとう』
そう言って消えそうになる美優。
俺は、その姿を目に焼き付けようと頑張る。しかし、涙が溢れてきてうまく見えない。
『私はずっと見てるから…!』
そう言って美優の姿は見えなくなってしまった。
俺はその場に泣き崩れた。今の美優の顔は笑顔だった。
(俺も笑っていかなきゃ…)
俺は精一杯の笑みを浮かべる。すると、美優がどこかで笑い返してくれている気がした。
(失ったけど、新しいものがある)
そう、美優が言ってくれている気がした。
その日の結婚式は人生で1番幸せを感じられたときだった。
ちょうど、美しい流れ星が輝いている日のことだった。

