ワンルーム、きみと小さな海をみる




こつん、と窓になにかが当たった。




「……?」



バスタブから身を乗り出して窓の外をのぞいたけれど、そこには誰もいない。


気のせいかと思って、途中だったジグソーパズル(一人でも退屈しないようにとアオさんが買ってくれた)に向き直ると、またしてもガラスを叩かれた。


今度はすぐには反応せず、1,2,3と心の中で数えてから窓をあけて「わっ!」と顔を出した。




「ぎゃあッ!!出たァ!」



外にいたのは小さなヒトの男の子だった。