ミリエラはスポンサーから提供された資金と人材を使って、組織作りを本格化させていた。
一方その頃、蜘蛛人間のアドネは、自分の縄張りに侵入してきた、漆黒のローブで身を隠した二人組を見つけていた。
「あんたたち、完璧に気配を消しているようだけど、何度か私の張った糸に引っかかったわね。私の縄張りに入ってきた奴は一人も逃さないよ」
「……やれやれ。見つかっちゃったみたいだよ。どうする?」
「どうするって、ボクたちが見つかったなんてマスターにバレたら怒られちゃうだろ? 無かったことにするしかないよ」
「だね。マスターは一応まだボクたちの存在は隠しておきたいみたいだし。というわけで蜘蛛女、君にはここで消えてもらおう。ボクたちを見つけなければ死なずにすんだのに、残念だったね」
「ふん。人の縄張りに勝手に入ってきたのはお前たちだよ。たっぷりとお仕置きしてから子供たちのエサにしてやるから、覚悟しな」
アドネは素早く蜘蛛脚で二人を捕まえると、爪を突き刺して毒を流し込んだ。
しかし、二人に毒は効かず、アドネは閃光の魔法で脚を吹き飛ばされてしまった。
「ぐううっ! 私の毒が効かないだと? お前たちは一体……」
「敵に教えるわけないでしょバーカ。何もメリット無いし」
「くすくす、余計なこというと、マスターに怒られるしねえ」
二人は手から閃光魔法を放ち、アドネの蜘蛛脚と手足を一本ずつ弾き飛ばしていく。
「ぎゃああああああああ」
「ふーん、その様子だとどうやら再生能力は無いようだねえ」
「ま、このくらいにしておこう。これ以上やるとこいつから取れる魔力が少なくなるからね。しかし、生物ってやつは、手足が無いと何も出来なくなるんだなあ。あはは、もう詰んじゃったね、蜘蛛女さん」
「これからお前の仲間をやっつけてくるからしばらくそこで待ってなよ。まあ、手足が無いんじゃ動けないよねえ。ボクたちが全部飛ばしちゃったから。あははは」
「やめろ、子供たちには……。どうか、子供たちには手を……出さないで……。お願い……。なんでもいうこと聞くから」
「ボクたちが敵のいうことなんて聞くと思うのかい? それじゃあこいつの仲間の魔力を奪いにいこうか」
「ああ、結構な魔力を稼げそうだよ。ま、結果オーライってとこかな」
「まあ、君はおとなしくここでみているといいよ。子供たちの最後をねえ。くすくす」
(私は、私はこの蜘蛛の身体になっても、みんなに認められたかっただけなんだ。だから、たくさんの家族を作ったのに、それが、なんでこんな簡単に壊されてしまうの? 私は、この世界が理不尽の塊で出来ていることくらい知っている。だから、慎重に家族を増やしていったのに。どうして、どうして……)
「どうしてさああああああああ!」
動けないアドネは悔しくて泣き叫んだ。
しばらくして、二人が戻ってきた。
「それじゃあ、最後に君の魔力をいただこうかな。ふふふ」
二人は黒いローブの外側に長い尻尾のようなものを出した。
二人はこの尻尾の先端を対象の体内に挿入することで魔力を奪うことができたのだ。
ローブを来た人物の一人が、アドネの腹に直接尻尾の先端を突き刺して、魔力を奪う。
「あああっ! くうううぅぅ!」
魔力を奪われているアドネは身体をビクビク震わせながらのけぞっている。
それをみていたもう一人のローブの人物も尻尾を突き刺して、魔力を吸いながらぐいぐいと突き上げる。
「うああ、ああ、はあはあ。もうやめて、やめてください。そんなに激しくされたら、私、壊れちゃいます……」
「ふふ、ほら蜘蛛女さん、もっといやらしい声でお願いしなよ」
ローブの人物たちは尻尾を奥に突き上げながら魔力を吸い続けた。
「お願い、やめて、やめ……!」
「お、いいですねえ。それじゃあ、もっと奥まで突き上げて、魔力をたくさん吸ってあげるよ」
「きゃああああああああ!」
アドネは突然悲鳴のような声をあげると、それ以上は喋らなくなった。
「あーあ、もう壊れちゃったみたい。つまんないの」
「うーん、でも、偉そうなこと言ってたわりには、さっきの蜘蛛女の方が魔力の量が多かったなあ」
「確かに、あの二匹に比べるとイマイチだよね。あいつらかなり魔力量が高かったし。レアモノだったのかも」
「それなら、もう少し生かしておいてもよかったかな?もったいないことをしたね」
「ま、しょうがないよ。ボクたちの存在を気づかせないことが一番だ。今はリスクのある行動は取るべきじゃないね」
二人はアドネとその家族の魔力を奪いつくした。
その中に、他の個体と比べて魔力の量がかなり多い女性がいた。
それはかつての宇魅那のロイヤルガード、レイラとシャロンだった。
ローブの人物たちは証拠を隠滅するために、動かなくなった彼女たちの身体を魔法で焼き尽くした。
「さて、急がないと。ボクたちだけ作戦に出遅れるわけにはいかないよ」
「そうだね。同時にやるのが大切だってマスターもいってたしね」
そういうと、ローブの人物たちは闇の中へと消えていった。
一方その頃、蜘蛛人間のアドネは、自分の縄張りに侵入してきた、漆黒のローブで身を隠した二人組を見つけていた。
「あんたたち、完璧に気配を消しているようだけど、何度か私の張った糸に引っかかったわね。私の縄張りに入ってきた奴は一人も逃さないよ」
「……やれやれ。見つかっちゃったみたいだよ。どうする?」
「どうするって、ボクたちが見つかったなんてマスターにバレたら怒られちゃうだろ? 無かったことにするしかないよ」
「だね。マスターは一応まだボクたちの存在は隠しておきたいみたいだし。というわけで蜘蛛女、君にはここで消えてもらおう。ボクたちを見つけなければ死なずにすんだのに、残念だったね」
「ふん。人の縄張りに勝手に入ってきたのはお前たちだよ。たっぷりとお仕置きしてから子供たちのエサにしてやるから、覚悟しな」
アドネは素早く蜘蛛脚で二人を捕まえると、爪を突き刺して毒を流し込んだ。
しかし、二人に毒は効かず、アドネは閃光の魔法で脚を吹き飛ばされてしまった。
「ぐううっ! 私の毒が効かないだと? お前たちは一体……」
「敵に教えるわけないでしょバーカ。何もメリット無いし」
「くすくす、余計なこというと、マスターに怒られるしねえ」
二人は手から閃光魔法を放ち、アドネの蜘蛛脚と手足を一本ずつ弾き飛ばしていく。
「ぎゃああああああああ」
「ふーん、その様子だとどうやら再生能力は無いようだねえ」
「ま、このくらいにしておこう。これ以上やるとこいつから取れる魔力が少なくなるからね。しかし、生物ってやつは、手足が無いと何も出来なくなるんだなあ。あはは、もう詰んじゃったね、蜘蛛女さん」
「これからお前の仲間をやっつけてくるからしばらくそこで待ってなよ。まあ、手足が無いんじゃ動けないよねえ。ボクたちが全部飛ばしちゃったから。あははは」
「やめろ、子供たちには……。どうか、子供たちには手を……出さないで……。お願い……。なんでもいうこと聞くから」
「ボクたちが敵のいうことなんて聞くと思うのかい? それじゃあこいつの仲間の魔力を奪いにいこうか」
「ああ、結構な魔力を稼げそうだよ。ま、結果オーライってとこかな」
「まあ、君はおとなしくここでみているといいよ。子供たちの最後をねえ。くすくす」
(私は、私はこの蜘蛛の身体になっても、みんなに認められたかっただけなんだ。だから、たくさんの家族を作ったのに、それが、なんでこんな簡単に壊されてしまうの? 私は、この世界が理不尽の塊で出来ていることくらい知っている。だから、慎重に家族を増やしていったのに。どうして、どうして……)
「どうしてさああああああああ!」
動けないアドネは悔しくて泣き叫んだ。
しばらくして、二人が戻ってきた。
「それじゃあ、最後に君の魔力をいただこうかな。ふふふ」
二人は黒いローブの外側に長い尻尾のようなものを出した。
二人はこの尻尾の先端を対象の体内に挿入することで魔力を奪うことができたのだ。
ローブを来た人物の一人が、アドネの腹に直接尻尾の先端を突き刺して、魔力を奪う。
「あああっ! くうううぅぅ!」
魔力を奪われているアドネは身体をビクビク震わせながらのけぞっている。
それをみていたもう一人のローブの人物も尻尾を突き刺して、魔力を吸いながらぐいぐいと突き上げる。
「うああ、ああ、はあはあ。もうやめて、やめてください。そんなに激しくされたら、私、壊れちゃいます……」
「ふふ、ほら蜘蛛女さん、もっといやらしい声でお願いしなよ」
ローブの人物たちは尻尾を奥に突き上げながら魔力を吸い続けた。
「お願い、やめて、やめ……!」
「お、いいですねえ。それじゃあ、もっと奥まで突き上げて、魔力をたくさん吸ってあげるよ」
「きゃああああああああ!」
アドネは突然悲鳴のような声をあげると、それ以上は喋らなくなった。
「あーあ、もう壊れちゃったみたい。つまんないの」
「うーん、でも、偉そうなこと言ってたわりには、さっきの蜘蛛女の方が魔力の量が多かったなあ」
「確かに、あの二匹に比べるとイマイチだよね。あいつらかなり魔力量が高かったし。レアモノだったのかも」
「それなら、もう少し生かしておいてもよかったかな?もったいないことをしたね」
「ま、しょうがないよ。ボクたちの存在を気づかせないことが一番だ。今はリスクのある行動は取るべきじゃないね」
二人はアドネとその家族の魔力を奪いつくした。
その中に、他の個体と比べて魔力の量がかなり多い女性がいた。
それはかつての宇魅那のロイヤルガード、レイラとシャロンだった。
ローブの人物たちは証拠を隠滅するために、動かなくなった彼女たちの身体を魔法で焼き尽くした。
「さて、急がないと。ボクたちだけ作戦に出遅れるわけにはいかないよ」
「そうだね。同時にやるのが大切だってマスターもいってたしね」
そういうと、ローブの人物たちは闇の中へと消えていった。



