出会いは最悪だった。彼と関わりたくなかった。悪い印象しかなかったのに、なんでこんなにあの人が…。
今があの頃想像していた、僕の将来ってとこだろう。大学にも通いつつ、やりたかった事も仕事として順調に出来ている。
それなのに、そんな順風満帆なはずの僕の1日1日、気持ちの全てがあの人に支配されている。
❄︎・・❄︎・・❄︎
中学3年生になり、家族や友達が受験生というレッテルを僕に張り出す。別に勉強が出来なくたって、入れる高校に入れればいいと思ってはいるものの、あまりにも'今勉強しないでいつするの?'と母親に責められた時に、これから勉強すると宣言してしまった。宣言された事で母親は塾だの家庭教師だの、いろいろと進めてくる。そんな中、同級の友達、尊が教わっている家庭教師の先生は、とても優しくて、面白くて、イケメンで、勉強の教え方も上手で…実際に尊の成績も上がっていたから、その家庭教師なら教わってもいいかなー…と思っていた。
今日もゲームをしに尊の家に来た。尊の家に家庭教師が来て勉強するまでの、空いた2時間くらいの短い間だけ。
「飲み物持ってくから、先上がっててー」
「あーい」
自分のカバンと尊のカバン、途中で買ったお菓子入りビニール袋を片手に持ち、ガサっガサっ…トントントントン…と階段を上り、2階の慣れている尊の部屋へ向かう。
誰もいないはずだけど、微かに話し声がした。
尊の部屋の隣は、たしかお兄さんの部屋。お兄さんが帰って来てるのかな…?社会人で確か尊とは10歳離れているらしいから24.5歳だろう。会った事は無いけど、尊と似ているらしい。
「おじゃましまーーーす!!」
念のため声をかけ、そのまま尊の部屋へ入ろうとした瞬間、お兄さんのドアの隙間から男の人が顔を出してきた。
「こんにちは。尊君のお友達?」
イケメンだった。けど、何だか違和感がする。髪がなんとなくボサボサだし、まだ春なのにTシャツだけじゃ寒いはず。
尊'君'って言う事はお兄さんではない。…奥にいる男の人がお兄さんかな?ベットの上で洋服を着てるけど、たった今着ました感。乱れてないか、自分で確認しているから乱れてなくても怪しい。
まだ、14歳の僕に、この光景は…刺激が強い…このドキドキは気持ち悪い嫌悪感。あんまり関わりたくない。
「…はい、同級生の知原 隼です」
「ジュン君、……あ!君も僕の家庭教師、
希望してるって聞いた!水野 宗です」
ああ…?この人が例の家庭教師か?
「あー、はい……けど、結構です」
「え?今日、君のお母さんに
承諾の連絡を入れる所だったんだけど」
「あ、はい、でも、結構です」
「……あ、そう……
まあ、とりあえずお母さんと話してみるよ」
トントントン…僕の気持ちとは反対に軽く階段を駆け上がってくる尊。ペットボトルとグラスを2つ持って。
「お待たせ~あれ?宗兄来てたの?」
「ああ、お兄さんに就職の件で
話があってさ。けど、もう済んだから…
時間になったらまた来るね。
これからゲーム?僕が出した宿題は終わってる?」
「終わってますよ~完璧ですよ~。
にーちゃん、ただいまー!」
いつもの調子、明るい尊。…この家庭教師、たぶん、きっと…お兄さんとヤッテたぞ?
僕がチクってあげてもよかったけど、余計な事をして誰かを傷つけたくはない。同じように笑ってる ‘宗兄’は僕を警戒してか、視線が僕にまとわりついて面倒くさい。僕は目をそらし、尊の部屋に入った。
「じゃあ尊君、後で」
「はーい、そう兄後でよろしく~」
あの後、尊とゲームしてもドキドキが収まることはなかったけど、もう関わる事も無いだろうと思っていた。
会う事も無いだろうと思っていたのに。
2日後、学校から帰ると‘宗兄’がリビングで母と談笑していた。
…かあさん…あの後、家庭教師は断ってと言ったのに…
「おかえりなさい!」
'イケメン'な'宗兄'が僕に挨拶している。
「隼おかえりなさい。
家庭教師の件で来てくれて…
今から確認の為に少し勉強見てくれるらしいから、
お部屋ご案内して?」
「………はい…」
自分の部屋に案内して、勉強机の上に、学校で使ってるノートや自主的にやってる問題集などを広げる。
「おー、ノートキチンと書いてるけど、
隼君っぽいねー」
僕の事なんて知らないだろ。
「僕としては、
尊君に教えてる内容と変わらないだろうから
楽そうなんだけど…」
楽そうって…ぶっちゃけて話す人だな。
「尊は頭いいけど、僕はレベルが違います」
「はっは!そうなの?教え甲斐あるよーー」
家庭教師する前提の無駄な話をするより…
「…なんで僕に関わるんですか?
別に尊にどうこう言うつもり、無いです」
核心をついて、とっとと帰って欲しかった。2人きりでいたら、あの時の嫌悪感でドキドキしてきたから。
「やっぱり、何か…気づいた??」
「…口止め、したくて来たんですか」
「まぁ、そうだね…尊君には、知らなくていい事は
知って欲しくないから」
「…別に、僕何か見た、って訳じゃないですし…
何も尊に言いません。僕だって、尊が大事」
「うん、そうだよね。
言うなら、もう既に言ってるだろうし、
……何も見られてないのにね?」
この人の話は、自分で自分の首を締めて…尊の兄と何かあった事を肯定してる。つい、聞きたくなってしまうじゃないか…
「尊のお兄さんと、付き合ってるんですか?」
「付き合っては無い。関係…はあるけど。
僕ね、今、すごーーくお金が必要なんだ」
「…はい?」
尊から、金持ちのお坊ちゃんって聞いた事あるけど…
「だから、尊君の家庭教師代とか、
尊君のお兄さんからのお小遣いとか…
そしてキミの家庭教師代も貰えるとすごく助かる」
…尊のお兄さんから、お小遣い…身体の関係を持って、お金を貰ってる…?
だとしても…少し会話しただけでも…優しいフワッとした、嫌味のない育ちの良さが伝わるのに…
ギャップがありすぎるだろ。
彼を、もう少しだけ知りたくなってしまい、家庭教師をお願いする流れに乗ることにした。
毎週金曜の18時から20時までの間でみっちり約1時間、僕は勉強机に向かって問題集を解き、答え合わせして2人で確認していく。
家庭教師に教わった事とか無かったし、勉強も好きじゃない。けど、この人、水野 宗への興味本意で始めて、とりあえず1ヶ月…彼は尊が言うようにデキル家庭教師で、楽そうって呑気に言ってたわりには僕のレベルに合わせて出来無い所を理解するまで教えてくれるし、復習も的確だし、難しい問題も分かりそうな範囲でキチンと絞って教えてくれるから、すごく勉強が出来てる…と自分で思えた。
彼はお小遣いが貰える身体……見た目は普通に大学生で真面目そうなのに。あ、普通では無いか…キレイな顔、キレイな身体のライン、全てが飛び抜けてる。
'宗兄’に聞きたい、けど興味本位で聞けない…彼から漂う匂いはいつも違う。
19歳ってそんなもんなのかな…今の時代だし、草食な見た目なのに…エロい方に考えてしまう僕が、気にし過ぎなのかな。
1時間過ぎた所で区切りがついて、来週までにやる事を確認して今日は終わり。学校でもこんなに頭を使わないから、頭も身体もとても疲労感でいっぱいに。…深呼吸して伸びをする。
「疲れた?同じ体勢だと疲れるよね。」
急に首の後ろを掴まれた。ビックリした、けど…マッサージか。…気持ちいい。
「……あー……」
「フフっ。ねぇ、隼君て、
落ち着いてるって言われるでしょ?」
「…はいー……」
「…ホントに、14歳?
尊君は年相応な感じだけど、
隼君は、落ち着き過ぎてるよね。
…今も疲れたサラリーマンみたいだし…
何話しても、動じなそう」
マッサージされたまま、自分の頭をぐるぐる動かして
思い切り顔を上に向けた。逆向きに下から‘宗兄’を覗き込む形になってしまった。
「わぁ!…マッサージ終わりー」
「え…もうですか…」
「マッサージ希望でしたら、追加料金頂きまーす」
「……。確かに、何聞いても動じないと思います。
…何か教えてくれるんですか?」
「……あー。話しちゃいそうだけど…
別にわざわざ恥をさらけ出さなくてもね。
僕、先生だし」
「先生」
「はい」
「男の人とやるって、どんな感じですか?」
「わー!!いきなりすごい事聞いてくるねー!
…けど、隼君は偏見なさそうだよね。
僕と普通に接してくれてるし」
関わる気は無かったけど、偏見も無い。実際‘宗兄’だったら友達のツイッターなんかで回ってくる変なゲイ動画より、キレイなはず。
「先生、僕の家来る前の時間って…
大学終わってから、何してます?」
「…お小遣い稼いでます」
でた、お小遣い。やっぱりな…
「お小遣いって、家庭教師代と合わせて、
幾らくらい必要なんですか?」
「生活費とか学費で結構な額です…
あ、そんなに変な事はしてないよ?
僕が良いって言ってくれる知り合いの…
少し相手をして…お金を援助して貰ってるんだ。
これが僕の恥、かな?
男同士、恋愛とか関係無いし、
みんな優しいしけど……動じちゃった?…」
‘宗兄’が心配そうに尋ねてくる。子供扱い、されてるかな…僕の顔が熱くなってる。
バレたら恥ずかしい、との思いで『男とやるってどんな感じ』とか聞いて意識を紛らわそうとしたのに…
バカだ。話の内容で、余計反応した。簡単に想像できてしまう。
男に抱かれてる彼を。
今があの頃想像していた、僕の将来ってとこだろう。大学にも通いつつ、やりたかった事も仕事として順調に出来ている。
それなのに、そんな順風満帆なはずの僕の1日1日、気持ちの全てがあの人に支配されている。
❄︎・・❄︎・・❄︎
中学3年生になり、家族や友達が受験生というレッテルを僕に張り出す。別に勉強が出来なくたって、入れる高校に入れればいいと思ってはいるものの、あまりにも'今勉強しないでいつするの?'と母親に責められた時に、これから勉強すると宣言してしまった。宣言された事で母親は塾だの家庭教師だの、いろいろと進めてくる。そんな中、同級の友達、尊が教わっている家庭教師の先生は、とても優しくて、面白くて、イケメンで、勉強の教え方も上手で…実際に尊の成績も上がっていたから、その家庭教師なら教わってもいいかなー…と思っていた。
今日もゲームをしに尊の家に来た。尊の家に家庭教師が来て勉強するまでの、空いた2時間くらいの短い間だけ。
「飲み物持ってくから、先上がっててー」
「あーい」
自分のカバンと尊のカバン、途中で買ったお菓子入りビニール袋を片手に持ち、ガサっガサっ…トントントントン…と階段を上り、2階の慣れている尊の部屋へ向かう。
誰もいないはずだけど、微かに話し声がした。
尊の部屋の隣は、たしかお兄さんの部屋。お兄さんが帰って来てるのかな…?社会人で確か尊とは10歳離れているらしいから24.5歳だろう。会った事は無いけど、尊と似ているらしい。
「おじゃましまーーーす!!」
念のため声をかけ、そのまま尊の部屋へ入ろうとした瞬間、お兄さんのドアの隙間から男の人が顔を出してきた。
「こんにちは。尊君のお友達?」
イケメンだった。けど、何だか違和感がする。髪がなんとなくボサボサだし、まだ春なのにTシャツだけじゃ寒いはず。
尊'君'って言う事はお兄さんではない。…奥にいる男の人がお兄さんかな?ベットの上で洋服を着てるけど、たった今着ました感。乱れてないか、自分で確認しているから乱れてなくても怪しい。
まだ、14歳の僕に、この光景は…刺激が強い…このドキドキは気持ち悪い嫌悪感。あんまり関わりたくない。
「…はい、同級生の知原 隼です」
「ジュン君、……あ!君も僕の家庭教師、
希望してるって聞いた!水野 宗です」
ああ…?この人が例の家庭教師か?
「あー、はい……けど、結構です」
「え?今日、君のお母さんに
承諾の連絡を入れる所だったんだけど」
「あ、はい、でも、結構です」
「……あ、そう……
まあ、とりあえずお母さんと話してみるよ」
トントントン…僕の気持ちとは反対に軽く階段を駆け上がってくる尊。ペットボトルとグラスを2つ持って。
「お待たせ~あれ?宗兄来てたの?」
「ああ、お兄さんに就職の件で
話があってさ。けど、もう済んだから…
時間になったらまた来るね。
これからゲーム?僕が出した宿題は終わってる?」
「終わってますよ~完璧ですよ~。
にーちゃん、ただいまー!」
いつもの調子、明るい尊。…この家庭教師、たぶん、きっと…お兄さんとヤッテたぞ?
僕がチクってあげてもよかったけど、余計な事をして誰かを傷つけたくはない。同じように笑ってる ‘宗兄’は僕を警戒してか、視線が僕にまとわりついて面倒くさい。僕は目をそらし、尊の部屋に入った。
「じゃあ尊君、後で」
「はーい、そう兄後でよろしく~」
あの後、尊とゲームしてもドキドキが収まることはなかったけど、もう関わる事も無いだろうと思っていた。
会う事も無いだろうと思っていたのに。
2日後、学校から帰ると‘宗兄’がリビングで母と談笑していた。
…かあさん…あの後、家庭教師は断ってと言ったのに…
「おかえりなさい!」
'イケメン'な'宗兄'が僕に挨拶している。
「隼おかえりなさい。
家庭教師の件で来てくれて…
今から確認の為に少し勉強見てくれるらしいから、
お部屋ご案内して?」
「………はい…」
自分の部屋に案内して、勉強机の上に、学校で使ってるノートや自主的にやってる問題集などを広げる。
「おー、ノートキチンと書いてるけど、
隼君っぽいねー」
僕の事なんて知らないだろ。
「僕としては、
尊君に教えてる内容と変わらないだろうから
楽そうなんだけど…」
楽そうって…ぶっちゃけて話す人だな。
「尊は頭いいけど、僕はレベルが違います」
「はっは!そうなの?教え甲斐あるよーー」
家庭教師する前提の無駄な話をするより…
「…なんで僕に関わるんですか?
別に尊にどうこう言うつもり、無いです」
核心をついて、とっとと帰って欲しかった。2人きりでいたら、あの時の嫌悪感でドキドキしてきたから。
「やっぱり、何か…気づいた??」
「…口止め、したくて来たんですか」
「まぁ、そうだね…尊君には、知らなくていい事は
知って欲しくないから」
「…別に、僕何か見た、って訳じゃないですし…
何も尊に言いません。僕だって、尊が大事」
「うん、そうだよね。
言うなら、もう既に言ってるだろうし、
……何も見られてないのにね?」
この人の話は、自分で自分の首を締めて…尊の兄と何かあった事を肯定してる。つい、聞きたくなってしまうじゃないか…
「尊のお兄さんと、付き合ってるんですか?」
「付き合っては無い。関係…はあるけど。
僕ね、今、すごーーくお金が必要なんだ」
「…はい?」
尊から、金持ちのお坊ちゃんって聞いた事あるけど…
「だから、尊君の家庭教師代とか、
尊君のお兄さんからのお小遣いとか…
そしてキミの家庭教師代も貰えるとすごく助かる」
…尊のお兄さんから、お小遣い…身体の関係を持って、お金を貰ってる…?
だとしても…少し会話しただけでも…優しいフワッとした、嫌味のない育ちの良さが伝わるのに…
ギャップがありすぎるだろ。
彼を、もう少しだけ知りたくなってしまい、家庭教師をお願いする流れに乗ることにした。
毎週金曜の18時から20時までの間でみっちり約1時間、僕は勉強机に向かって問題集を解き、答え合わせして2人で確認していく。
家庭教師に教わった事とか無かったし、勉強も好きじゃない。けど、この人、水野 宗への興味本意で始めて、とりあえず1ヶ月…彼は尊が言うようにデキル家庭教師で、楽そうって呑気に言ってたわりには僕のレベルに合わせて出来無い所を理解するまで教えてくれるし、復習も的確だし、難しい問題も分かりそうな範囲でキチンと絞って教えてくれるから、すごく勉強が出来てる…と自分で思えた。
彼はお小遣いが貰える身体……見た目は普通に大学生で真面目そうなのに。あ、普通では無いか…キレイな顔、キレイな身体のライン、全てが飛び抜けてる。
'宗兄’に聞きたい、けど興味本位で聞けない…彼から漂う匂いはいつも違う。
19歳ってそんなもんなのかな…今の時代だし、草食な見た目なのに…エロい方に考えてしまう僕が、気にし過ぎなのかな。
1時間過ぎた所で区切りがついて、来週までにやる事を確認して今日は終わり。学校でもこんなに頭を使わないから、頭も身体もとても疲労感でいっぱいに。…深呼吸して伸びをする。
「疲れた?同じ体勢だと疲れるよね。」
急に首の後ろを掴まれた。ビックリした、けど…マッサージか。…気持ちいい。
「……あー……」
「フフっ。ねぇ、隼君て、
落ち着いてるって言われるでしょ?」
「…はいー……」
「…ホントに、14歳?
尊君は年相応な感じだけど、
隼君は、落ち着き過ぎてるよね。
…今も疲れたサラリーマンみたいだし…
何話しても、動じなそう」
マッサージされたまま、自分の頭をぐるぐる動かして
思い切り顔を上に向けた。逆向きに下から‘宗兄’を覗き込む形になってしまった。
「わぁ!…マッサージ終わりー」
「え…もうですか…」
「マッサージ希望でしたら、追加料金頂きまーす」
「……。確かに、何聞いても動じないと思います。
…何か教えてくれるんですか?」
「……あー。話しちゃいそうだけど…
別にわざわざ恥をさらけ出さなくてもね。
僕、先生だし」
「先生」
「はい」
「男の人とやるって、どんな感じですか?」
「わー!!いきなりすごい事聞いてくるねー!
…けど、隼君は偏見なさそうだよね。
僕と普通に接してくれてるし」
関わる気は無かったけど、偏見も無い。実際‘宗兄’だったら友達のツイッターなんかで回ってくる変なゲイ動画より、キレイなはず。
「先生、僕の家来る前の時間って…
大学終わってから、何してます?」
「…お小遣い稼いでます」
でた、お小遣い。やっぱりな…
「お小遣いって、家庭教師代と合わせて、
幾らくらい必要なんですか?」
「生活費とか学費で結構な額です…
あ、そんなに変な事はしてないよ?
僕が良いって言ってくれる知り合いの…
少し相手をして…お金を援助して貰ってるんだ。
これが僕の恥、かな?
男同士、恋愛とか関係無いし、
みんな優しいしけど……動じちゃった?…」
‘宗兄’が心配そうに尋ねてくる。子供扱い、されてるかな…僕の顔が熱くなってる。
バレたら恥ずかしい、との思いで『男とやるってどんな感じ』とか聞いて意識を紛らわそうとしたのに…
バカだ。話の内容で、余計反応した。簡単に想像できてしまう。
男に抱かれてる彼を。



