朝はどんよりとした曇り空だが、昼間は晴れて寒くなるらしい。朝の天気予報アラームを横目に、俺は手持ちの中でちょっとだけフォーマルに見えそうなアイテムを選んで、外に出た。
肌寒さはまだあって、着るものにも悩むがコートを着ていれば外れもないだろう。
寮から出ていく人たちも、心なしか浮足立っているように見えるのは、俺の心がそうさせているからだろうか。
ぴしっと決まったスーツや袴を着た先輩たちを尻目に、俺は講義棟のエリアに行く。
どうせどこに行っても人は多いのだから、気にすることはないと言われていても、こればかりは気の持ちようだ。
卒業が決まって、一緒に出かける用事を組もうとしたが、光平さんの方から「次は卒業式」と言われてしまって、泣く泣くその言葉を受け入れることにした。
代わりに、試験最終日には一緒に学食を食べてくれたので、そこで直接言われたので、なんとかぐっとこらえることができた。
二カ月分と言われたクッキーは相変わらずどこのいきものかあやしい柄のアイシングがかかっていて、毎回「伸二っぽい」と言われているのも、正直納得はいかなかったが諦めた。
いろんな人と、入れ替わり立ち替わり、挨拶をしては別れていく。
その中の一つに自分がなるんだろうなと、他人事のように思いつつ、俺は鷹生と待ち合わせていた場所に向かって足を進めたのだった。
肌寒さはまだあって、着るものにも悩むがコートを着ていれば外れもないだろう。
寮から出ていく人たちも、心なしか浮足立っているように見えるのは、俺の心がそうさせているからだろうか。
ぴしっと決まったスーツや袴を着た先輩たちを尻目に、俺は講義棟のエリアに行く。
どうせどこに行っても人は多いのだから、気にすることはないと言われていても、こればかりは気の持ちようだ。
卒業が決まって、一緒に出かける用事を組もうとしたが、光平さんの方から「次は卒業式」と言われてしまって、泣く泣くその言葉を受け入れることにした。
代わりに、試験最終日には一緒に学食を食べてくれたので、そこで直接言われたので、なんとかぐっとこらえることができた。
二カ月分と言われたクッキーは相変わらずどこのいきものかあやしい柄のアイシングがかかっていて、毎回「伸二っぽい」と言われているのも、正直納得はいかなかったが諦めた。
いろんな人と、入れ替わり立ち替わり、挨拶をしては別れていく。
その中の一つに自分がなるんだろうなと、他人事のように思いつつ、俺は鷹生と待ち合わせていた場所に向かって足を進めたのだった。

