「何、言われるのかな……」
「ま、先ずは話を聞かないとな。それからだろ」
「うん……点数かな、きっと……」
「それは分からないよ」
2週間後の土曜日。私と智花。そしてお父さんの3人で、千夏ちゃんのお母さんを待つ。
「お時間あれば、面談をして欲しいのですが……」と、お母さんから電話が来たのがきっかけだった。
「こんにちは」
予約してもらった午後3時ぴったり。千夏ちゃんのお母さんが英智ゼミにやってきた。
入塾してくれた時から数えて、2回目。心なしか……表情も硬いような気がする。
「あっ……お待ちしておりました! こっ……こちらへ」
「はい」
玄関で靴を脱いでもらい、私と智花はお母さんをテーブルへと案内する。
心臓がドンドンといつもよりも強く打っている。あまり良い話じゃ無いような気がした。……何となくだけど。
「お忙しい時間に、ありがとうございます」
柔らかい表情で、お父さんが頭を下げ、私と智花もそれに続く。お母さんは「いえいえ」と言いながら……両手を前に挨拶を返す。
「お座り下さい」とお父さんが言うと、みんな椅子に座った。
「中間テスト、終わりましたね。勉強のご様子……如何でしたか?」
お父さんが優しくお母さんに尋ねた。
「そうですねぇ……塾以外で全然勉強していなくて」
「そうでしたか……」
(えっ……?)
私から言わせれば、千夏ちゃんは家で勉強できる状態じゃ無い。
私のように、教えてくれる人がいなければ、解説を見ても分からないだろうから……塾で一緒にやらないと難しいと思う。
「あの……宿題とかって……出されてましたか?」
お母さんが申し訳なさそうに、小声になり私に聞いてきた。
「あっ……千夏ちゃん、家だとまだ自分1人でできないはずなので……出してはいないです」
(最初の面談で宿題の事なんか、聞かなかったじゃん……)
(……何で今更)
「なかなか定着しないと思いますので……宿題、これからは出すようにしますね」
お父さんが冷静にお母さんとやりとりしている。私は横でしゅんとしてしまった。
「ダメダメ」「いけないいけない……」と思うけど、体に力が入らない……。
結局、千夏ちゃんの英語の点数は16点。数学にいたっては11点。
「20点はいくだろう」と思っていた私は、テスト結果を千夏ちゃんから聞いて、物凄くショックを受けた。
智花も、「英語は点数を上げるのは難しい」と言ってはいたけど、智花なりにショックを受けているようだった。
「数学……11点て……」
「せっかく塾に入れたのに……」
責められているように感じて……涙が溢れてしまいそうだった。
「お母さんの前で、流石に……」と思い、必死でまぶたから零れ落ちないように、必死で耐える。
「そうですね。すいません」
「次は平均点を越えられるように、こちらも考えます」
ライトな感じでお父さんが答えてくれている。
(何で……? お父さんは悔しくないの……? そんな感じで答えて……)
今後の勉強の事について、話をしていた気がするけど……正直私は、後半の話は全く覚えていなかった。
「それじゃあ」と言って、お父さんと千夏ちゃんのお母さんが席を立った時に、ホッとした事くらいしか……覚えていない。
「ま、先ずは話を聞かないとな。それからだろ」
「うん……点数かな、きっと……」
「それは分からないよ」
2週間後の土曜日。私と智花。そしてお父さんの3人で、千夏ちゃんのお母さんを待つ。
「お時間あれば、面談をして欲しいのですが……」と、お母さんから電話が来たのがきっかけだった。
「こんにちは」
予約してもらった午後3時ぴったり。千夏ちゃんのお母さんが英智ゼミにやってきた。
入塾してくれた時から数えて、2回目。心なしか……表情も硬いような気がする。
「あっ……お待ちしておりました! こっ……こちらへ」
「はい」
玄関で靴を脱いでもらい、私と智花はお母さんをテーブルへと案内する。
心臓がドンドンといつもよりも強く打っている。あまり良い話じゃ無いような気がした。……何となくだけど。
「お忙しい時間に、ありがとうございます」
柔らかい表情で、お父さんが頭を下げ、私と智花もそれに続く。お母さんは「いえいえ」と言いながら……両手を前に挨拶を返す。
「お座り下さい」とお父さんが言うと、みんな椅子に座った。
「中間テスト、終わりましたね。勉強のご様子……如何でしたか?」
お父さんが優しくお母さんに尋ねた。
「そうですねぇ……塾以外で全然勉強していなくて」
「そうでしたか……」
(えっ……?)
私から言わせれば、千夏ちゃんは家で勉強できる状態じゃ無い。
私のように、教えてくれる人がいなければ、解説を見ても分からないだろうから……塾で一緒にやらないと難しいと思う。
「あの……宿題とかって……出されてましたか?」
お母さんが申し訳なさそうに、小声になり私に聞いてきた。
「あっ……千夏ちゃん、家だとまだ自分1人でできないはずなので……出してはいないです」
(最初の面談で宿題の事なんか、聞かなかったじゃん……)
(……何で今更)
「なかなか定着しないと思いますので……宿題、これからは出すようにしますね」
お父さんが冷静にお母さんとやりとりしている。私は横でしゅんとしてしまった。
「ダメダメ」「いけないいけない……」と思うけど、体に力が入らない……。
結局、千夏ちゃんの英語の点数は16点。数学にいたっては11点。
「20点はいくだろう」と思っていた私は、テスト結果を千夏ちゃんから聞いて、物凄くショックを受けた。
智花も、「英語は点数を上げるのは難しい」と言ってはいたけど、智花なりにショックを受けているようだった。
「数学……11点て……」
「せっかく塾に入れたのに……」
責められているように感じて……涙が溢れてしまいそうだった。
「お母さんの前で、流石に……」と思い、必死でまぶたから零れ落ちないように、必死で耐える。
「そうですね。すいません」
「次は平均点を越えられるように、こちらも考えます」
ライトな感じでお父さんが答えてくれている。
(何で……? お父さんは悔しくないの……? そんな感じで答えて……)
今後の勉強の事について、話をしていた気がするけど……正直私は、後半の話は全く覚えていなかった。
「それじゃあ」と言って、お父さんと千夏ちゃんのお母さんが席を立った時に、ホッとした事くらいしか……覚えていない。



