============== これは、勿論フィクションです。 =======
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。
午前9時。時間管理局。
出勤するなり、ボスは言った。
「五十嵐、カップラーメンは好きか?」
「嫌いじゃないです。昔は1日3食食べてました。」
「今は胃もたれか?ははは、まあいい。今回の差異は、『忍の国』。お前が皇帝陛下を説得した次元だ。時間軸は1972年。『深間山荘事件』が起きて、後世で言う、思想テロ犯人グループが立てこもった事件があったが、『忍の国』の歴史から消えている。答は1つだ。正確に言うと事件が無かったことになったのでなく、犯人グループが消えたんだ。機動隊が突入した時、蛻の殻だったことになっている。」
「シッパーが脱出させた、ということですか。目的は?」
「犯人に聞けばいい。だが、こちらの仕事ではない。」
俺がMRIに似た移送装置に横たわろうとすると衣装があった。当時の機動隊隊員の服か。山荘の裏手も見張っていた筈だが・・・。今回は、当時の記録ではない記録も睡眠学習で得た。3026年にある記録だ。これで、場所が特定出来た。
1972年。『忍の国』。深間山荘。裏手の山野向こう側。
事件が起こった時間から少しずつタイムリープした。1日前だった。
いた。シッパーのグループだ。
掘削機も持って来ている。
俺は姿を消して、後を尾行した。
そうか。防空壕か。戦争の時期、田畑や山の陰に防空壕が沢山作られた、と聞いている。山と皆言っているが、ここは岡だ。丘でもない。
俺は、反対側に飛んだ。あった。暴行壕の穴だ。巧みに隠されている。詰まり、防空壕を姦通させ、トンネルを作ったんだ。
話は簡単だ。
俺は、また反対側に戻り、連中が入って行く時間にタイムリープした。
先ず、掘削時を消し、奴ら5人を順に『保安檻』に送った。
機動隊の服は結局、要らなかったな。
午後5時。時間管理局。
タイムレコーダーシステムで体内時計をスキャンさせて、ボスを待った。
「ゴメンゴメン。お腹減ったから、カップラーメン、食べてた。連中は、テロリストを素質のある者を海外に派遣する積りだったらしい。一網打尽という訳でもないが、お手柄だな。ボーナスは出ないよ。」
午後7時。帰宅すると、カップラーメンの段ボールが積んであった。開けて見ると、レトロな感じがしたラーメンのパッケージ。恐る恐る賞味期限を確認すると。3027年になっていた。
「最近、レトロが流行っているのよ。わざと賞味期限、わかり難くしてあるのもあるらしいわよ。」
まさか・・・。
完―
※あさま山荘事件または浅間山荘事件(あさまさんそうじけん)は、1972年(昭和47年)2月19日から2月28日にかけて、長野県北佐久郡軽井沢町にある河合楽器製作所(本社・静岡県浜松市)の保養所「あさま山荘」において連合赤軍の残党が人質をとって立てこもった事件である。
1972年(昭和47年)2月19日、日本の新左翼組織連合赤軍の残党メンバー5人が、管理人の妻(当時31歳)を人質にあさま山荘に立てこもった。山荘を包囲した警視庁機動隊及び長野県警察機動隊が人質救出作戦を行うも難航し、死者3名(機動隊員2名、民間人1名)、重軽傷者27名(機動隊員26名、報道関係者1名)を出した。10日目の2月28日に部隊が強行突入し、人質を無事救出、犯人5名は全員逮捕された。人質は218時間(約9日)監禁されており、警察が包囲する中での人質事件としては日本最長記録である。酷寒の環境における警察と犯人との攻防、血まみれで搬送される隊員、鉄球での山荘破壊など衝撃的な経過がテレビで生中継され、注目を集めた。


