その名は時間管理局


 ============== これは、勿論フィクションです。 =======
 俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
 今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。

 ボスは言った。「今日の任務は、場所が『輪の国』。君が『『神領』の親玉』の財産を奪った次元だ。時間は、2011年。この春に大震災が起きて、何年も『爪痕』が残った。問題は、この地震が『人災』だと言われた原因が、原発事故だったのだが、『差異』の事件は、原発事故が大事故だった為に『壊滅した』という、『塗り替えられた歴史』だ。本来の歴史、詰まり、こちらの管理するデータベースでは、震災に続いて発電不能・放射能汚染が懸念され、色んな死傷者が出たが、大爆発で、取り返しが付かない歴史が始まった事実はない。首都機能が壊滅なんておかしいのさ。君が失敗しても帰れなくなっても、当局は一切関知しないので。成功を祈る。」
 最後のは『蛇足』にしか思えないが。

 2012年。首都の隣の、大きな湾は真っ黒で、どんな船も入れ無かった。
 前年の震災発生1日前にタイムリープしてみた。
 発電所のどの施設も、異常無かった。
 異常だったのは、施設に入り込んだ集団だ。集団と言っても、10人位か。
 「ひょっとしたら、隣国人?爆発大きくしたら、もっと国として有利になるよね。」
 振り向いた集団より早く、俺は彼らにパラライッザー、麻痺モードで銃を撃った。
 そして、彼らを『保安檻』に送った。
 彼らは、後の世の中の新政権で、『言った』『言わない』論争をして国際社会を混乱させる。
 しからば、実力行使、と未来人は、過去に行って、復讐する。
 何処までも、汚い民族だ。

 3026年。時間管理局。
 「やはり、震災時の原発事故に手を加えようとしていました。未来世界で、住めない土地を80%も押し上げた原因は、奴らによる工作でした。」
 「ご苦労様。時間オーバーだけど、残業手当つかないから。ゴメンね。」

 自宅に帰って、残業になった顚末を話すと、『今度、締めてやる』と、かな子は言い、「ごめんなさい。はしたなくて。捨てないで。あなたを愛しているから。」
 彼女の頭の中で『なんちゃって』という言葉が見えたが、黙っていた。
 やはり、結婚は地獄だな。

 ―完―