感想ノート
-
高谷 ゆうと 2025/12/18 21:37
高谷さん、ご一読と感想ありがとうございます。めっっっちゃくちゃ嬉しかったです!
いつも思うのですが、高谷さんは作者以上に作品を丁寧に解釈してくださって、細かな感想をくださるので本当に励みになっております。
茶道は自分自身取り組んだ部活なので、一度男の子二人のお話で書いてみたいなと思っておりました。お楽しみいただけたようで何よりです。
素敵な感想をありがとうございました。作者からの返信 2025/12/18 22:51
-
感想失礼いたします!
まず「窓際の一番後ろの席に座っているというのに、中庭であれだけ大胆に咲き乱れた桜の花びらがいつのまにか散ってしまったことにすら気づかなかった。」という一文目から惹かれました。情景描写が宗貴の息をひそめるような生き方をよく表していて、物語の雰囲気を創り出しているようです。
蒼の明るい表層の裏に隠されている経験は、どうしようもなく辛いもので、宗貴目線で読んでいる私はいつの間にかうるうるでした……。
でも、最後はやっぱり希望の光が見える、どこかほっとさせられるような温かい着地で。葉方さんらしさを感じました!
素敵な作品をありがとうございました!!泉紫織 2025/12/14 18:23
紫織さん
ご一読&感想をいただきまして、ありがとうございます!
いつも一番に読んで感想をくださるのがとてもありがたすぎて本当に嬉しいです。
冒頭の文、ちょっと自信がなくて変えようかと思っていたので、お褒めいただき自信が持てました。このままにしておきたいと思います(単純)笑
希望のあるラストが好きなので、私らしい作品だと言ってくださって何よりです。
素敵な感想をありがとうございました。作者からの返信 2025/12/14 22:20
書き出しが非常に儚くて、一気に物語の世界に引き込まれました。クラス一の人気者ポジションといえば、野球やサッカーなどの人気スポーツの運動部に所属していることが多いでしょうが、蒼くんが茶道部に入部したがっているという展開が新鮮でした。そんな破天荒な彼が、人生を諦めているようにもみえなくもない宗貴くんを強引に誘ったのが可愛らしかったです。消極的な人って、こうやって強引に誘ってくれる人に救われることもありますもんね。
宗貴くんは口数が少ないぶん、周りをよく見ていますね。主人公の一人称視点だからというメタ的な視点を抜きにしても、周りの人達の言動をよく観察していると思います。宗貴くんと蒼くんの、まさに静と動がうまく混ざり合って物語が展開していく、そのバランスが良かったです。
『友達のことを下の名前で呼ぶのはいつぶりだろう』とあるとおり、茶道部員としての生活をすすめていく中で、宗貴くんが蒼くんのことを自然と友達だと思えていることになんだか私まで嬉しくなりました。友達になれるきっかけなんて、なんでもいい。互いが互いを思っていれば、どんなことでも乗り越えられる気がする。そんなようなことを体現したかのようなラストに、胸が熱くなりました。スポーツなどで周りの大勢を巻き込んで青春を駆け抜けるのも、宗貴くんと蒼くんのように静かな日常の中に熱い心を抱いているのも、どちらも素晴らしい『青春ボーイズライフ』だと思います。素敵な作品をありがとうございました。