五色に溶けた空の色



 翌日、天から雪が降ることはもうなかった。

 なんだったんだろう、昨日は。

 授業がある日ではあったけれど、お互い帰宅して今日は念のため休養することにした。そんな私は、昨日、秀雪くんと雪合戦をしている夢を見た。お互い雪まみれになりながらも求めるもののために投げつけていたのだろうか。他にも見たようだけれど、余韻すらも残っていなかった。ただ、その続きを知りたいとも思わない。

「じゃあ、またな。学校で。風邪引くなよ」

「秀雪くんもね」

 お互い途中までは一緒に帰り、そこからは一人で永遠と雪の積もった道を歩いていく。後ろを向くと、もう秀雪くんは遠くに行ってしまっていたけれど、私はそんな秀雪くんにただ手を振りながら「バイバイ、最後まで付き合えよ。私の好きな君」と言葉を贈った。もちろん、届いていない。でも、私にその言葉が跳ね返ってきた。

 ——好きだよ。でも、信じてるよ。霜柱みたいな君に任せた。